ネットショップのコンセプト決めが
成功を左右する!

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コンセプトとはかんたんに言うと、「あなたのショップで、商品を通してお客様にどうなって欲しいかを届けるメッセージ」のことです。

ネットショップのコンセプトを決めることで、商品をどう販売すればいいかや、どういったデザインにすればいいかを明確に見つけることができます。

ネットショップの開業は、商品を仕入れて、どのように販売するか、つまり「ネットショップのコンセプト」を決める作業に成功がかかってきます。
このページでは、その成功を左右する重要なコンセプトについて、“具体的にどうやって決めればよいか”についてご紹介します。

これを読めば、自社のコンセプトをたてるために、何が必要なのかがわかるようになります。
また、得た知識をもとに、コンセプトをしっかりたてられれば、成功する確率がグッと近づくことでしょう。

こちらも読まれていない方はぜひご覧ください。

目次

コンセプトがなぜ必要か

たとえば、あなたが「腕時計」を販売しているネットショップだと仮定します。

時計は時計でも男性用・女性用があれば、スポーツ用、高級腕時計などジャンルもさまざまです。
実店舗の時計屋でも、ロレックスなどの高級腕時計店と、1,000円の腕時計店とでは、お店の展示方法や店員の販売方法も異なります。

ネットショップでも同じように、どのようなお店にするのかイメージしてコンセプトを作成していきます。

男性用と女性用の時計にジャンルをわけて、多数販売しようとしたとします。
すると、どこにでもあるコンセプトのネットショップになり、インパクトも薄くなってしまいます。

一般的な大手総合時計ショップと品揃えや価格の安さで勝負しようとすると、かなりの資金力が必要になってしまいます。

そこで、たとえば「日本製のみの腕時計」を販売するというコンセプトを決めて、コンセプトを明確に打ち出したとします。
そうすることで、長く使えるいい物を探している人や、海外の時計にはない日本製ならではの時計にこだわりを持った人に刺さるショップにすることができます。

じっくり考えて、商品知識があり、小規模な市場でも利益が狙える商品とコンセプトを持つことで、ほかのネットショップと差別化して、根強いファンを増やしていくことができます。

このように小規模かつ市場が実在し、商品知識を発揮できるコンセプトで差別化できるものを、ネットショップのコンセプトにしていきましょう。

コンセプトを考える際に絶対やるべきこと

あなたのショップは何屋さんですか?

売れているショップ(繁盛店)は、このコンセプトが明確に設定されており、お客様にわかりやすく伝えられています。

なぜ、ショップコンセプトを真っ先に決めるのか?

それは、ショップコンセプトが【全ての基準】になるからです。

ほかのネットショップを参考にする

ここから具体的にコンセプトを決める方法についてご紹介しますが、まずやるべきことがあります。
それは、ライバルとなるネットショップのサイトを見て、何が優れているのか、自社の勝てる要素を見つけることです。

具体的には、サイトのデザインの要素だけでなく、サイトの使いやすさ、買いやすさという観点やコンテンツ(ページの中身)の充実度をチェックしていくことが必要です。

また、顧客にとってどういうメリットがあるのかをチェックしていくことも重要です。
このチェックをしっかりとすることで、買いやすさや使いやすさの工夫だけでなく、顧客に対して他社との違いを上手にみせることができます。

他社との違いについては、ほかをまず見ないとわからないことですので、チェックが必須になるのです。
もし、自社独自の商品で競合はいないと思っていても、現在はネットで類似商品をかんたんに見つけられるので、似たような商品や比べられそうな商品を念のためチェックしておくことをおすすめします。

なお、このような競合分析は、ネットショップの開業後の運営時にも必要になってきますので、他店を検索、閲覧することを定期的におこなうようにしてください。

顧客の気持ちになって考える

競合の調査・分析が終わったら実際に自社のコンセプトを考えていきます。
コンセプトを考える際は、「うちはこういうコンセプトだ」という自社の視点のみで考える(プロダクトアウト)のではなく、ネットショップで買い物をする顧客の求めているものは何か(マーケットイン)でコンセプトを考えることが必要です。

顧客の気持ちになって、考えたコンセプトを客観的に見て、顧客はこのように考えているだろう(何に困っていて、どういう物があれば解決できるのか)などと仮説を立てていきます。

なぜ、顧客の気持ちで考えることが必要なのかというと、そもそも求めているものとずれていると顧客に響かず、結果売れなくなってしまう可能性があるためです。

顧客の気持ちで考えていくことで、商品やサイトでの見せ方、訴求するメッセージにも一貫性がでてくるようになり、顧客にきちんと評価されるコンセプトができるようになるでしょう。

基本的なコンセプトの考え方

ネットショップのコンセプトの基本は、「誰に」「何を」「どのように」 提供して、販売していくか?を決めることです。

ストアコンセプトの基本的な考え方

ECサイトにおけるコンセプトとは、サイト全体のベースとなる部分であり、そのサイトのデザイン、メルマガなどを決める軸となる部分です。

サイト上で発信するメッセージに一貫性を持たせ、ほかとの違いを明確に伝えるために、商品のターゲット顧客を明確にしたうえで、「誰に」「何を」「どのように」サイト上で伝えるのか、しっかりと決めておく必要があります。

仲の良い友達に、
「あなたのショップは何屋さんですか?」
「ほかのショップとの違いや特長は?」
と聞かれたときにあなたならどう答えるか。

きっといくつでも伝えたいことが出てくるのではないかと思います。
たくさんある言いたいことをまずは箇条書きでいいので書き出してみて、その中から本当に言いたいことをピックアップして、自社のコンセプトを考えていきましょう。

コンセプトを効率的・効果的に考える方法

ここからは、コンセプトを効率的かつ効果的に考えることができる方法をご紹介します。

参考になる考え方として代表的なものは、ロジカルシンキング(論理的思考)があります。
ロジカルシンキングをコンセプトを考える際に活用することで、ユーザーにとってよりわかりやすく伝えることができます。

一説によると、ロジカルシンキングの方法を使うと、説得力が3倍も高くなるという実験もあります。
そのほかにもコミュニケーションの基本として相手に伝わりやすいので、今ではあらゆる企業で重要視しており、新卒の研修に取り入れる企業も増えてきています。

それでは、ロジカルシンキングとは何をどのようにすればいいのか?

ロジカルシンキングの基本は、「ロジックツリー」という体系化された枠組みの中で、事実とデータに基づいて結論から事実へ展開していく手法があります。
どちらにしても、結論を事実に基づいて分析・検証することによって、論理的に顧客に伝えることができます。

ロジックツリー

コンセプトとして考えたものを整理して伝えるのは、このロジカルシンキングが向いていますが、そのコンセプトの前提となる要素を洗い出すには、下記のようなものが向いています。

因みに、要素とはたとえば
・自社の商品を評価してくれる顧客は誰か?
・その顧客が評価してくれる自社の強みは何か?
などです。

この要素をまず洗い出すことで、重要な要素の漏れがなくなり、より精度の高いコンセプトが作れるようになります。
それではここから、要素を効率的に洗い出す方法をご紹介します。

ブレインストーミング法

一般的に「ブレスト」と言われる手法で、スタッフ内で自由に意見を出し合い、ひとつのテーマに関して意見を出し合います。
まずは、質より量を重視し、お互いに相手の意見を自由に出し合います。
ロジックツリーでアイデアを検証する前に、アイデアを出しあうことに向いています。

KJ法

発案者の川喜田二郎のイニシャルにちなんでKJ法と言われます。
多くの断片的な情報を統合して、創造的なアイデアを生み出し、データをカードに記述し、カードをグループごとにまとめて、図解し、文などにまとめていく方法です。
共同での作業にもよく用いられ、創造的問題解決に効果があるとされています。

マトリックス法

マトリックスとは行と列の2つの項目を組み合わせ、そこから発想する手法です。
タテ(行)とヨコ(列)の各要素をきめ、要素ごとに現在の状況や問題点を洗い出し、それらの組み合わせを用いて、現状の分析をしたり、新しいアイデアを考えたりします。

原因1 原因2 原因3
問題点1 × ×
問題点2
問題点3 ×
問題点4
問題点5 ×

まとめ

ネットショップのコンセプトを決めることで、商品をどう販売すればいいかや、どういったデザインにすればいいかを明確に見つけ出すことができます。
繁盛店や有名ネットショップも、このコンセプトがしっかりと決まっていることで、ネットショップの筋道が明確になっています。

ネットショップを開業する際には、特にやるべきことがたくさんあるため、コンセプトの設定を軽視しがちです。

しかし、この部分をしっかりと決めれば、繰り返しになりますが、デザインだけでなく、集客、SNS上のコミュニケーションの取り方や関係構築にも役立ちます。
それだけでなく、商品開発や新しいキャンペーンの企画、議論が迷った際の道しるべともなってくれます。

是非本文でご紹介したコンセプトの立て方を参考にし、自社のコンセプトを明確にして、お客様に伝えていきましょう。