【2021最新】ハンドメイド販売の方法を比較!初心者でも売れる商品とコツとは?

ネットショップでハンドメイドの商品を販売したいとお考えの方は多いのではないでしょうか。ハンドメイド商品を販売する方法はさまざまあります。今回はその方法や流れ、適した商品等をご紹介していきます。

ハンドメイド商品を販売する方法

ハンドメイド商品を販売する方法には、Webサイトやアプリを利用したり、販売スペースをレンタルしたりと、さまざまな方法があります。
以下では、ハンドメイド商品を販売する6つの方法について紹介します。

ハンドメイド販売サイト(ハンドメイドマーケット)に出品する

1つめはハンドメイド販売サイトを利用する方法です。
ハンドメイド販売サイトとは、ハンドメイド商品の販売を専門とするWebサイトやアプリの総称です。
ハンドメイドマーケットとも呼ばれています。
代表例にはminneやCreema、iichiなどがあり、サービスごとにコンセプトや強みが異なります。
ハンドメイド販売サイトを利用する場合は、商品やユーザー層に応じたサービスを利用することが大切です。

ネットショップを開設する

2つめはネットショップを開設する方法です。
ネットショップを開設するには、サイトを作成するときと同様、HTMLやCSSと呼ばれるプログラミング言語に関する知識が必要です。
しかし、BASEやmakeshopなどのネットショップ作成サービスを利用すれば、レイアウトの選択や直感的な操作のみでネットショップを作成できます。
ネットショップ作成サービスを利用する際は、費用や機能を比較してサービスを選択するとよいでしょう。

フリマアプリに出品する

3つめはフリマアプリを利用する方法です。
フリマアプリとは、オンラインでフリーマーケットに参加できるアプリです。
本来、フリーマーケットとは不要になったものを販売することを指しますが、フリマアプリではあらゆる商品が販売されており、ハンドメイド商品も販売できます。
業界最大手のメルカリや楽天グループが運営するラクマが有名です。また、ネットオークションをメインとするヤフオクにもフリマ出品機能があり、フリマ出品された商品は出品者が設定した価格でのみ購入できます。

ネットオークションに出品する

4つめはネットオークションに出品する方法です。
大手ネットオークションサービスのヤフオクを例にあげると、ユーザー数は多いものの、ハンドメイド販売サイトやフリマアプリに比べると、ハンドメイド商品を探しているユーザーは多くありません。
そのため、ハンドメイドであること以外にデザインや機能性の部分で商品の魅力をアピールする必要があります。
ハンドメイド販売サイトやフリマアプリよりも男性ユーザーが多い傾向にあるため、ユーザー層を意識した商品選びが大切です。

イベントに出店する

5つめはイベントに出品する方法です。
小規模なものでは地域で開催しているマーケットイベントから、大規模なものではminneや、Creemaが主催するハンドメイド販売イベントまでさまざまなイベントがあります。
一般的に、規模の大きなイベントは出展料も高額となるため、はじめは小規模のイベントから挑戦するのがおすすめです。
とくにハンドメイド商品を専門とするイベントでは、知名度の向上やハンドメイド作家どうしの情報交換ができるなどのメリットがあります。

委託販売を依頼する

6つめは委託販売を依頼する方法です。
委託販売では、第三者に委託料を払ってかわりに販売してもらいます。
路面店用のレンタルスペースや店舗の一角を借りて販売する方法などがあります。
委託料は売上のうちからパーセンテージを決めて支払うのが一般的です。
オンラインで販売する場合とは異なり、商品を店先に陳列して販売するため、多くの商品を準備する必要があります。
また、委託料は決して安くないため、大きな利益をあげるのは難しいですが、期間限定のショップをオープンしたり、有名百貨店の一部として販売したりすることでブランディングにつながるでしょう。

ハンドメイド販売の始め方

ハンドメイド商品を販売するには、商品や方法、価格の決定とさまざまなフェーズがあります。
それぞれのフェーズで正しい意思決定をすることにより、売れやすい商品づくりができます。
以下では、ハンドメイド販売を始める際の手順について解説します。

販売商品を決める

趣味のみを目的として販売する場合は気にする必要はありませんが、少しでも売上につなげたいと考えるのであれば、どんな商品を販売するかは戦略的に決定すべきです。
販売する商品を決める際は、競合性とターゲットを意識しましょう。
競合性とは、同じジャンルの商品がどれだけ出品されているかということです。
たとえば、minneで「ピアス」と検索すると2,380ページの検索結果が表示されるのに対して「ブックカバー」と検索した場合は492ページです。
競合商品が多いジャンルで売上をあげるのは難しいため、できるだけ競合商品が少ないジャンルから挑戦することをおすすめします。
一方、極端に競合性が低いジャンルは需要が少なすぎる可能性もあるので注意が必要です。
また、ターゲットを意識したうえで、どんな商品が求められるかを考えることも重要です。
たとえば、肌が弱い人でも肌荒れしにくいマスク、アレルゲンフリーやグルテンフリーのお菓子など、特定の需要を満たす商品は売れやすくなります。

販売方法を決める

販売する商品を決めたら販売方法を考えます。
イベントや委託販売など、オフラインでの販売方法はコストがかさんでしまうため、はじめはオンライン販売がおすすめです。
ユーザー層やジャンル、販売手数料、振込手数料などの条件を比較したうえで、どのサービスを利用すべきかを検討しましょう。
Webサイトやアプリを利用する場合は販売や振込の際に手数料が必要となるため、どのサービスならば売れそうかという視点だけではなく、どのサービスならば利益が最大化できそうかという視点も大切です。
また、登録や出品の手間は増えますが、複数のサービスを利用してみる方法もあります。
1つに絞れない場合はいくつかのサービスに出品してみて、もっとも合うものを選ぶのもよいでしょう。

販売価格を決める

販売する商品や方法が決まったら販売価格を検討します。
適切な価格は原価や作業にかかる時間によって差はありますが、原価の3倍程度を目安にするのがおすすめです。
原価が安い商品の場合、作業にかかる時間を考えると割に合わないかもしれませんが、まずはリーズナブルな価格で販売の実績をつくりましょう。
多くのWebサイトやアプリでは出品車の販売実績、口コミや評価が表示されるため、実績を積み重ねている出品者の方が売れやすくなります。
また、販売実績ができてから値上げする際はデザインを変更するなど、値段だけが上がったと思われないような工夫をするとよいでしょう。

出品する

商品や方法、価格が決まったらWebサイトやアプリに登録して出品します。出品する際は、商品の写真や説明文でユーザーが気になる内容を網羅しましょう。
たとえば、衣料品であれば素材、サイズなどがわからなければ情報量は不十分です。多くの商品の中から興味をもってもらったとしても、情報が不十分であれば離脱につながってしまうため、情報量の多さは売上を左右するポイントです。

ハンドメイド販売の初心者におすすめのサイト・アプリ

ハンドメイド販売ができるWebサイトやアプリの中でも、初心者に向いているのはminneとCreemaの2つです。
いずれもハンドメイド販売に特化しているWebサイトで、モバイルアプリもリリースされています。
以下では、それぞれのサービスについて紹介します。

minne(ミンネ)

サminneは、業界最大手のハンドメイド販売サイトです。
2021年6月現在、ハンドメイド作家やブランドの数は77万以上、1,000万点以上の商品が販売されています。
趣味で販売するユーザーからオリジナルブランドを運営するオーナーまで、さまざまな層の出品者が登録しています。
初心者向けの勉強会や作家どうしが交流できるイベントも開催しており、初心者でもモチベーションを維持しやすいでしょう。
家具や生活雑貨から食品まで幅広い商品を取り扱っている点もminneの特長です。

Creema(クリーマ)

Creemaは、minneについで人気のあるハンドメイド販売サイトです。
登録しているクリエイター数は19万人ほどですが、流通額相場では日本最大級の規模となっており、クリエイター1人あたりの売上額が高い点が特長です。
その分、出品されている商品のクオリティも高く、ユーザー満足度の面でも高い評価を得ています。
ユーザー数の点ではminneに劣りますが、本格的なユーザーやこだわりをもっているユーザーはCreemaに集まっている印象です。

ハンドメイド販売で売れやすい商品とは?

ハンドメイド販売でなかなか売れない場合、商品の選び方で損をしている可能性があります。
まったく異なるジャンルに挑戦するのは難しいかもしれませんが、これまでとは違うジャンルで商品を販売してみることも有効です。
以下では、ハンドメイド販売で売れやすい商品について解説します。

アクセサリー

アクセサリーは、ハンドメイド商品の中でもっとも人気のあるジャンルです。
ハンドメイド販売サイトのユーザーは女性がメインであることもあり、ピアスやネックレス、リングなどのアクセサリーは非常に売れやすいでしょう。
一方、アクセサリー需要を狙っているハンドメイド作家も多く、競合性が高いのも事実です。
そのため、アクセサリー分野で売上をあげるにはトレンドをおさえつつ、オリジナリティを意識して差別化を図っていく必要があります。

スマートフォンケース

スマートフォンケースは機種による違いに加えて、ソフトタイプやバンパー型、手帳型など、豊富なバリエーションがあります。
そのため、競合性が分散しやすく、なおかつ需要も高いジャンルです。
スマートフォンケースの中でも需要が高いのはiPhoneケースです。
塗装や加工によりオリジナリティを出しやすい商品でもあります。

ペーパークラフト

インテリア、手紙、アルバムの装飾などに使えるペーパークラフトも人気のあるジャンルです。
1点あたりの価格は安いものの、複数の商品をまとめて購入するニーズもあるため、必ずしも単価が安いとは限らないでしょう。
また、基本のポイントをおさえれば、さまざまなデザインで作成できるため、幅広い商品を展開できる点も魅力です。

ハンドメイド販売で売上をあげる方法

ハンドメイド商品に限らず、出品するだけではなかなか売れません。
どう集客してどう購入までつなげるかを戦略的に考察しないと、ほとんど売上にならないのが実情です。
しかし、ポイントをおさえて販促に取り組めば、売上につなげることはそう難しくはありません。
以下では、ハンドメイド販売で売上をあげるためのポイントについて解説します。

魅力的な写真を掲載する

ハンドメイド販売サイトでジャンルやキーワードを入力して検索すると、膨大な数の商品がヒットします。
そこでユーザーが興味をもつかを左右するのは写真です。
まず、写真をクリックされなければ商品説明をみてもらったり、購入に進んでもらったりすることはできません。
写真のクオリティが高ければクリックされやすくなるため、購入につながりやすくなります。

SNSで商品を宣伝する

SNSで商品を宣伝するのも1つの手です。
ハンドメイド販売サイトを利用する場合、サービスへの集客には困りませんが、その中で自分の商品に集客する必要があります。
そのため、SNSを利用して作品そのものに興味をもってもらえれば、販売サイト内の検索経由ではなく直接集客を実現できるでしょう。
また、ハンドメイド販売サイトはあくまでも販売の場であり、顧客とコミュニケーションをとるための機能は最低限のものしか備えられていません。
投稿への返信やシェアを通して顧客と継続的に関係を持てる点はファンを育成するうえでも効果的です。

競合の少ないジャンルを選ぶ

ジャンル選びの点では、競合の少ないジャンルを選ぶことが大切です。
競合の多いジャンルは価格とクオリティの双方で競争が激化しているため、初心者ではなかなか売上につながりにくいでしょう。
ジャンルごとの競合性を調査するには、複数のサービスに登録して実際に検索してみる方法がおすすめです。
サービスによってジャンルごとの競合性にも違いがあるため、どのサービスを利用するか選ぶ際の基準にもなります。

まとめ

ハンドメイド商品を販売するにはさまざまな方法がありますが、初心者におすすめなのはハンドメイド販売サイトです。
誰でも無料で利用でき、スマートフォンさえあれば手軽に出品できます。

しかし、販売する商品のジャンルや価格を間違えてしまうと、なかなか売れなくなってしまいます。
そのため、出品する際は事前にサービスや競合商品のリサーチ、販売戦略の策定をしておくことが大切です。
また、掲載する写真のクオリティを高めたり、SNSを活用したりするのも効果的です。
どうすれば商品に興味をもってもらえるかを意識することで売上をあげやすくなるでしょう。

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