【2021年】更に加速するライブコマースとは?市場動向や事例、アプリを徹底解説

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【2021年】更に加速するライブコマースとは?市場動向や事例、アプリを徹底解説

ライブコマースとはECサイト(オンライン販売)とライブ配信を組み合わせた販売形態のことで、消費者が質問しながら買い物できるようになります。

ライブコマースの事例としては、食品・小売では三越伊勢丹、化粧品・コスメでは資生堂、アパレルではベイクルーズやシップスなどがあります。
市場動向や成功事例、ライブコマースに使えるアプリとあわせて最後までご覧ください。

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目次

ライブコマースとは?どんな仕組みなの?

今まさに注目を集めている販売形態のひとつに、ライブコマースが挙げられています。
ライブコマースとは、ライブ配信の動画を活用してユーザーの購買を促す新しいオンライン販売の形です。
リアルタイムで配信される動画で商品やサービスを紹介し、コメント機能を介して視聴しているユーザーの質問などにも答えていくなど、これまでECでは困難だったインタラクティブな接客を提供できる点がポイント。
ユーザーにとっても、静止画やテキストだけでは伝わりにくい商品の使用感がわかりやすく、詳しく情報を得られます。

ライブコマースの配信は、専用のプラットフォーム、もしくは自社ECサイトやSNSのアカウントを介しておこなわれます。視聴するユーザーは、配信コンテンツ経由でかんたんに商品・サービスを購入可能です。
気になるライブコマースの効果ですが、購入率は通常のECに比べ高い傾向にあります。その市場規模や導入のメリットについて、ここから詳しくご紹介をしていきましょう。

ライブコマースの市場や認知状況について

ライブコマースは現在、世界の複数の国でその市場を拡大させている最中。それを受け、日本でも徐々に認知度が高まっています。中でも広く浸透しているのが、世界トップレベルのデジタル先進国である中国です。

中国でのライブコマース市場

中国国内ではすでに、ライブコマースを通した買い物が当たり前のこととして受け入れられています。
世界最大の会計事務所、デロイト(Deloitte)が発表しているレポートによると、2018年時点での中国におけるライブコマース市場は約44億ドル。前年に比べ、132%の成長を記録しました。推定される視聴者の数は4億5,600万人で、毎日4,000以上のアカウントが15万時間以上のコンテンツを配信しています。
中国ライブコマースの主な目的は商品のPRで、出演しているのは有名人やKOL(Key Opinion Leader)と呼ばれるインフルエンサーというケースが多いです。

中国でもっともポピュラーなECモール、淘宝(タオバオ)ももちろんライブコマースを導入済み。60万以上のアイテムがライブコマースで購入可能です。天猫や京東でも対応しています。
全体のうち、最もライブコマースが活発なカテゴリーはファッション・美容関連です。が、最近では生鮮食品のライブ配信の人気が高まっています。
実は中国、近年国民の食品生産地・供給元の安全性などに対する関心度が上がってきているのです。そうした世相が反映されているものとみられます。

日本でのライブコマース市場

一方、日本におけるライブコマース市場はどうなっているのでしょうか。浸透しはじめたのは2017年頃ですが、現状まだそこまで普及はしていません。
実際、マクロミルと翔泳社が全国の15歳〜49歳の男女を対象におこなった調査によると、2019年時点で「ライブコマース」という言葉自体の認知度は、「内容も含めてよく知っている」「聞いたことはあるが内容までは知らない」と回答した人が合計で30%にも満たない結果となりました。
また、ライブコマースの配信コンテンツを見たことがある人の数もまだ少なく20%程度。さらにその中で商品の購入に至った人は3.3%でした。

参考サイト:
ライブコマースの利用意向やイメージに関する調査
ライブコマース調査結果

2018年頃から登場していた複数のライブコマースサービスの中には、2020年現在すでに提供を終了しているものもあります。日本でのライブコマース市場は、なかなか伸び悩みそうな印象。

ただ、今後の状況には変化が起きてくると思われます。この後さらに詳しく解説しますが、ライブコマースにはライブコマースならではのメリットがあり、多様化する消費者ニーズに対応できると期待されているのです。

また、2020年の新型コロナウイルスの感染拡大を受けて多くの店舗が閉業を余儀なくされる中、店舗スタッフによるライブ配信の商品紹介によってインプレッションを伸ばした企業の例もあります。コロナ禍の現状、非接触で商品が購入できるEC販売に注目が集まっていますが、そこに実店舗と同じくコミュニケーションを通じた接客を受けられるライブコマースが、ユーザーの需要に合致したのでしょう。

このように、ライブコマースの活用はEC販売だけでなく、実店舗販売をおこなう企業・ブランドにとっても活路となる可能性を持っています。

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ライブコマースが注目されている理由やメリットについて

さらに詳しくライブコマースの注目度の高まりに迫っていきたいと思います。なぜ今、ライブコマースが熱いのか?そのメリットを見てみましょう。

ライブ配信自体が盛り上がっている

まず、販売という形式に限らずライブ配信自体が今、とくに若い世代を中心に熱いコンテンツであるという点があります。
イチナナライブなどの専用プラットフォームをはじめ、InstagramやFacebookなどメジャーなSNSでもライブ配信機能が追加されています。このトレンドの波に乗り、販売形式としてのライブコマースも盛り上がりつつあるのです。

生配信ならではの臨場感と顧客とのコミュニケーション

ライブコマースの大きな特徴のひとつが、リアルタイム配信であること。
配信を見る場所、環境はばらばらであっても、その瞬間ユーザーは配信者や他のユーザーと同じ時間を共有することになります。
数年前から、体験の価値に重きを置くコト消費が高い需要を持っています。
ライブコマースも、配信自体が体験できるコンテンツとしてユーザーが楽しんでいるといえるでしょう。生配信ならではの、次の展開がわからないドキドキ感も人の興味を惹きつけています。

また、インフルエンサーによる配信ではなく、開発者や生産者など作り手が登場する配信のほうが、実は商品の魅力が伝わりやすいという声があります。
メーカーや販売者の商品にかける熱い思いが、ユーザーにとってはコンテンツとして大いに歓迎されており、好感度の上昇につながっているのです。

ライブコマースは商品・サービスの提供者とユーザーを結び付けるコミュニケーションツールとして、そしてゆくゆくはファンの育成に貢献するものとして期待されています。

EC販売のデメリットを解消

EC需要は年々伸びてきていますが、まだ一定層ネットでの買い物に抵抗を感じる人がいます。その主な要因のひとつが、商品を実際に手に取れない不安感にあるでしょう。
その点、ライブコマースでは配信者が手に取った感想を述べてくれたり、使用している様子を動画で見ることができ、静止画やテキストよりも商品へのイメージが湧きやすくなります。
また、チャット機能を用いてその場で配信者に対する質問ができるので、実店舗で販売スタッフに尋ねるのと同じ感覚で疑問点を解消できる点もメリットです。

ライブコマースの事例について

実際にライブコマースを活用している企業・ブランドの事例についてご紹介します。




【アパレル事例】ベイクルーズ

ベイクルーズ

URL:https://baycrews.jp/event/live-styling/
JOURNAL STANDARDをはじめ多数人気ブランドを取り扱うベイクルーズは、2020年の5月からライブコマースの「LIVE STYLING」を開始。スタイリングの提案を交えつつ、ファッションアイテムの紹介をおこなっています。

【アパレル事例】SHIPS(シップス)

SHIPS(シップス)

URL:https://live.shipsltd.co.jp/
ベイクルーズと同じく、2020年5月から「SHIPS SHOPPING TV」の名でライブコマースを開始したSHIPS。あえてタレントやインフルエンサーを起用するのではなく、ショップスタッフが登場して商品や着こなしについて紹介しています。配信は、まるで実際の店舗で買い物をしているような臨場感。またスタッフとのコミュニケーションを通してブランドイメージに親しんでもらう狙いもある模様です。

【食品】三越伊勢丹

三越伊勢丹

URL:https://mitsukoshi.mistore.jp/seibo/live/20201024_live.html
百貨店の三越伊勢丹がライブ配信サービスを導入したのは、国内では一足はやい2018年。取り上げたのはお歳暮商品で、華やかなパッケージやこだわりの食材をリアルタイムで紹介し、大きな反響を得ました。
以来、お中元・お歳暮ともにライブコマースに注力し、多彩なゲストも交えて商品の魅力を配信しています。

【コスメ】資生堂

資生堂

URL:https://brand.shiseido.co.jp/gfs-livestream.html
良質な製品を提供し、国内外から高い人気を集める化粧品メーカーの資生堂は、2020年7月から国内向けにライブコマースを導入しています。実は、その以前から中国の顧客を対象とした越境のライブコマースをおこなっており、売上アップに成功していました。ビューティコンサルタントによる商品の特徴紹介や使い方のアドバイスを提供し、ユーザーからの質問にもリアルタイムで答えています。

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ライブコマースを導入するアプリ・サービス11選

さて、実際に事例や成功エピソードをみたら、ライブコマースの活用に興味が湧いてきたのではないでしょうか。
ここからはライブコマース導入に使えるアプリ・サービスを挙げていきます。
ライブコマースは大きく3種類に分けられます。まず、ECサイトから直接動画を見れるSaaS型か、SNS上で配信動画を見るか、あるいは特定のアプリを利用するか。アプリ利用のライブコマースにはさらに、ECモール型とキュレーション型の2つのタイプがあります。

Youtube

Youtube

URL:https://www.youtube.com/
世界最大級の動画配信プラットフォーム、Youtube。2019年から動画下部に商品を直接表示する広告フォーマットを新たにリリースし、ライブコマースの需要に対応しています。なお2020年11月現在、Youtubeでライブ配信をおこなうには、チャンネル登録者数が1,000人以上であるなどの条件が設けられています。

Facebook

Facebook

URL:https://www.facebook.com/business/shops
2020年5月、Facebook上でかんたんにオンラインショップを開設できるサービス、「Facebook Shops」のリリースが開始されました。その中の一機能として、ライブコマースにも対応できるようになっています。

Instagram

Instagram

URL:https://www.instagram.com/?hl=ja
若者に限らず幅広い年齢層からメインSNSとして親しまれているInstagram。元々視覚コンテンツを主体としており、ライブコマースとの相性のよいプラットフォームです。アパレルブランドをはじめさまざまな企業が利用しており、インフルエンサーによる配信も活発です。

LINE LIVE

LINE LIVE

URL:https://live.line.me/
日本のスマホユーザーの多くが日常的な連絡手段として使用しているLINEも、LINE LIVEと題してライブ配信に対応しています。
国内ではトップクラスに利用者数の多いSNSなので、この大きな規模のプラットフォームを活用できるという点に大きなメリットがあります。

HansUP(ハンズアップ)

HansUP(ハンズアップ)

URL:https://handsup.shop/home_ja.html
アパレルブランドのEGOISTやWEGOでも導入実績のあるライブコマースサービスです。複数のSNSで同時配信が可能で、より広範囲のユーザーにアプローチができます。

メルカリチャンネル

メルカリチャンネル

URL:https://www.mercari.com/jp/mercari-channel/
フリマアプリ「メルカリ」のライブコマースサービスです。出品商品の説明をライブ動画で配信でき、視聴者とのコミュニケーションも可能でした。
なお、2020年11月現在はサービスを終了しています。

SHOPROOM

SHOPROOM

URL:https://www.showroom-live.com/shoproom
ライブ配信プラットフォーム、SHOWROOM内のサービスです。メインユーザーの年齢層は低めで、アイドルやアーティストが自らのプロデュース商品やコラボ商品などをよく紹介しています。

BASEライブ

BASEライブ

URL:https://note.com/thebase/n/n274075e12678
誰でも無料でかんたんにネットショップを作成できるASPサービス、BASEもライブ配信に対応していました。
※2020年11月現在はライブコマースサービスを終了しています。

Yahoo!ショッピング LIVE

Yahoo!ショッピング LIVE

URL:https://shopping.yahoo.co.jp/live
大手ECモール、Yahoo!ショッピング内のライブコマース機能。配信をおこなうには出店者アカウントの取得が必要です。各ショップ、芸能人を起用した配信をおこなうなど話題性を狙った取り組みを展開しています。

ヤフオク!ライブ

ヤフオク!ライブ

URL:https://auctions.yahoo.co.jp/topic/promo/yahuoku-live/
ヤフオク!内のライブコマースで、出品したアイテムを動画でアピールできます。ライブ配信を利用することで、よりたくさんの人に出品物に注目してもらえるというメリットがありました。
なお、2020年11月現在サービスは終了しています。

au Wowma! ライブTV

au Wowma! ライブTV

URL:https://wowma.jp/event/live-tv/index.html
KDDI系列のECモール、au Wowma!のライブ配信サービスです。視聴にはアプリのダウンロードが必要となります。

まとめ

ここまでお読みいただきありがとうございました。

これからますます発展していきそうなEC販売の新しい形、ライブコマースについてご紹介しました。
今後、第5世代移動通信システム「5G」の普及が進むと、ますます動画コンテンツの需要は高まると予想されます。その中でライブコマースはきっとその存在感を強めていくでしょう。
より多くの顧客の商品・サービスの魅力を伝える次なる手段として、ぜひライブコマースの導入を検討してみてはいかがでしょうか。

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