ECサイト制作に必須のプログラミング言語と5つの構築方法を詳しく紹介

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ECサイト制作に必須のプログラミング言語と5つの構築方法を詳しく紹介

ECサイトは、プログラムが記述されたソースコードの組み合わせで動作しています。Webページやログイン機能、販売管理など…。

ECサイトの構築方法は5タイプあり、プログラミングの経験がゼロでも構築できるプラットフォームもあります。それでもHTMLやCSSを学習しておくと少し手直ししたい時や、メンテナンスしやすくなるメリットがあります。今回はECサイトの構築を検討している方へ、構築方法別に必要なプログラミング言語をご紹介します。

目次

ECサイトを構築するために必要な言語

ECサイトはユーザーの要求(リクエスト)に従って、サーバーからデータの送信を行っています。Webページのように、ユーザーが閲覧し操作する部分を「クライアントサイド」と呼び、サーバー側で動く部分を「サーバーサイド」と呼びます。

サーバサイドとは

画像引用元: https://www.techpit.jp/courses/64/curriculums/67/sections/537/parts/1850

クライアントサイドとサーバーサイドは、それぞれ異なるプログラミング言語が使用されています。詳しく見ていきましょう。

クライアントサイド言語

クライアントサイドは、ユーザー側のブラウザで動作するプログラムです。クライアントサイドで用いられる言語は次の3つです。

  • HTML
  • CSS
  • JavaScript

Webサイトを作るうえで必須なのはHTMLです。HTMLは文章や画像の枠組みをつくり、CSSで色やサイズなどのレイアウトを指定します。JavaScriptは、マウスオーバーやメニューリストなど動的なデザインに用いられたり、サーバー側へリクエストの処理に利用されたりします。JavaScriptは、jQueryのライブラリを用いることで数行の記述で構築ができるようになります。

サーバーサイドとクライアントサイド

画像引用元:https://original-game.com/client-server/

クライアントサイドはECサイトの構築に欠かせませんが、構築後においてもデザイン変更や追加が頻繁に行われます。プログラミング言語を知っておくと、「少しレイアウトを変更したい」、「画像やテキストを追加したい」ときに対応できて便利です。ECサイト運営に関わる方であればぜひ知っておきたい言語です。

サーバーサイド言語

サーバーサイドは、ユーザーのリクエストに応じて処理を実行するサーバー側のプログラムです。ユーザーが利用するデバイスやブラウザの性能に限界があるため、サーバーサイドで計算して必要なデータのみを送信する役割を担います。サーバーサイドでは、さまざまな言語が利用可能です。代表的な言語は次のとおりです。

  • PHP
  • Ruby
  • Java
  • Python

初心者であれば、まずはPHPからスタートしましょう。PHPはサーバーサイドで取得した情報を直接HTMLに記述し生成することができるため、ECサイト構築との相性はバツグンです。実績も豊富にあり、構築方法で悩んでも解説の情報を簡単に収集できます。

データベースに欠かせない構造化クエリ言語(SQL)

ECサイトではデータベースに顧客情報や注文情報を保存し、リクエストに応じて参照しています。データベースはMySQLやPostgreSQLが一般的であり、操作する際に使用される言語がSQL(構造化クエリ言語)です。SQLでは、SELECT文で検索処理を行ったり、INSERT分でデータ挿入、SELECTで抽出などを行ったりします。

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ECサイトを構築する5つの方法

ECサイトを構築できるECプラットフォームは、次の5タイプがあります。

  • ECモール
  • カートASP
  • ECパッケージ
  • オープンソース
  • フルスクラッチ

それぞれのECプラットフォームにおいて、必要なプログラミング言語は次のとおりです。

クライアントサイド サーバーサイド 構築の難易度 サービス例
カートASP 不要(知識があれば尚良い) 不要 ・MakeShop
・BASE
・STORES.jp
ECモール 不要(知識があれば尚良い) 不要 ・楽天市場
・yahooショッピング
・Amazon
ECパッケージ 不要 不要 ・GMOクラウドEC
・ecbeing
・EC-ORANGE
オープンソース 必要 必要 ・EC-CUBE
・magento
・WordPress
フルスクラッチ 必要 必要 なし

カートASPやECパッケージで構築した場合は、ベンダー側がアプリケーションやサーバーの保守・管理を行うため、基本的にシステム開発の知識はいりません。
オープンソースやフルスクラッチは自分で構築するタイプ。低予算で構築できますが、障害や事故が起きれば自己責任で対応しなくてはいけません。

次の章では、ECプラットフォーム別の構築方法を掘り下げて解説します。

カートASPでECサイトを構築する方法

カートASPは、あらかじめ用意されたテンプレートに沿って構築するため、基本的にノーコードで構築できます。なお、一部ASPカートでは、デザインをカスタマイズできるサービスもあります。

  • ショップページの幅を広くしたい
  • メニューを右側に表示したい
  • ショップページ全体を真ん中に表示したい
  • トップページを1カラムや3カラムに変更したい
  • スマホで複数商品画像をスワイプ対応させたい

上記のようなカスタマイズを施す際は、HTMLやCSS、JavaScriptの言語が用いられます。

ちなみにカートASPは、サーバーサイドのシステムをカスタマイズすることはできません。その代わり自分でメンテナンスしなくても、ベンダーに更新や保守・管理を任せられます。メンテナンス作業から解放され基幹業務に集中することができます。

ECパッケージでECサイトを構築する方法

ECパッケージは、ECプラットフォームのベンダーがシステム開発を全て行うタイプ。自分でソースコードを書く必要はありません。また、サーバーサイドもベンダーが保守・管理するので、前述のカートASPと同じくメンテナンスフリーです。大きな違いは、ECパッケージの場合、機能やデザインの拡張性が高いこと。構築コストは高めですが、自社でシステム開発できなくても、高機能なECサイトを構築できます。

なお、ECパッケージはシステムの更新は自動で行われません。3年~5年経つとシステムが陳腐化するため、そのたびにリニューアルが必須な点は注意が必要です。

オープンソースでECサイトを構築する方法

オープンソースは無料で公開されているソフトウェアです。ライセンス料が発生しないため、システム開発の技量があればコストを抑えて構築できます。ECサイトのオープンソースは多くの会社から提供されていますが、「ec-cube」か「Magento」、「WordPress」が開発事例も多い代表例です。システム開発には、主に次の言語が使われます。

  • HTML
  • CSS
  • JavaScript
  • jQuery
  • PHP
  • MySQL

オープンソースはECサイトに必要な機能が全てパッケージングされています。カスタマイズ不要であれば、ソースコードを書くことなく構築も可能。ただし、オープンソースは自己責任で運用しなくてはならず、障害や事故が発生した際は、自分で対処できなければなりません。運用する中で必ず機能やデザインの微調整が必要になるので、システム開発のノウハウは必須です。

オープンソースは完全無料ではない

オープンソースはECサイトの基本機能を備えたソフトウェアは無料ですが、それ以外に次のコストがかかります。

  • サーバー
  • SSL
  • ドメイン
  • 決済手数料(クレジットカードなど)

また、デザインにこだわる方はWEBデザイナーへ制作を委託することになります。委託費はページのボリュームによって差はありますが、30万円~100万円のコストは見込んでおきましょう。

フルスクラッチでECサイトを構築する方法

フルスクラッチは、これまで紹介したECプラットフォームを一切使用せず、ECサイトをゼロから作りあげる方法です。フルスクラッチを選択するメリットは次の点があります。

  • プラットフォームのサービス休止のリスクを回避できる
  • ベーシックな言語で開発するため、つぶしが効く
  • 仕様変更など柔軟に対応することができる

フルスクラッチは、システム開発で使う言語や環境に制限はありません。構築したいECサイトの要件によっては最適な手法である場合もあるでしょう。もちろん開発コストは高く、数千万円~数億円規模になります。

ただし、例えオープンソースで開発したとしても、メジャーアップデートで仕様が完全に変わることもあります。その都度システム構造やソースコードをマスターする手間を考えると、中・長期的にはフルスクラッチの方がコストを抑えられるケースもあります。

フルスクラッチでは、受注管理や在庫管理などのバックエンド業務の開発も自分たちで行います。バックエンドのシステム開発にはLAMP(Linux、Apache、MySQL、PHP)の言語が用いられます。

ECサイト構築方法の失敗しない選び方

ECサイトを構築できるプラットフォームをご紹介しましたが、それぞれメリット・デメリットがあります。自社において最適な構築方法を考えるときは、次の3つをしっかり抑えておきましょう。

  • ECサイトで達成したい目標(ゴール)
  • ECサイトの構築に投資できる予算
  • 社内の運用・保守の開発体制

それぞれ詳しく解説します。

ECサイトで達成したい目標(ゴール)を明確にする

はじめてECサイトを構築するなら、誰に、どんな商品(サービス)を提供したいのかをしっかり固めましょう。例えば「ビジネスマン向けのオーダーメイド財布」を販売するECサイトであれば、オーダーメイドの財布を販売できるECプラットフォームを選びます。オーダーメイドは、色やサイズ、名入れ程度であれば拡張性の低いカートASPでも構築できます。Web上で財布のデザインをフルカスタマイズできる機能を備えるなら、ECパッケージやオープンソースで構築が必要となるでしょう。

ECサイトの構築に投資できる予算

オリジナルの機能やデザインが多いほど、システム構築費用は高くなります。また、システムが陳腐化しないよう、メンテナンスや再構築費用など中長期的なコストを見込まなければいけません。

初期費用と運用費用の総額に対して、十分に稼げるビジネスモデルかをしっかり見極めましょう。予算が少ない場合はカスタマイズの範囲を減らしたり、プラグインを活用してコストを抑えたりすることも大切です。

ただし、コスト重視で拡張性の低いECプラットフォームを選ぶと「〇〇の機能が欲しいけど追加できない」と後々困ることがあります。ECプラットフォームは一度構築すると簡単に乗り換えできず、乗り換える場合は大きなコストと労力がかかります。3年~5年も運用に耐えうるECプラットフォームを選ぶことが大切です。

社内の運用・保守の開発体制

ECサイトは、構築後もソフトウェアの更新や、サーバー保守・管理を日々行わなければなりません。保守・管理に時間を費やしても、残念ながら利益に結びつかず「売上施策に手が回らない…。」となっては困ります。次の作業は外部委託も積極的に考えましょう。

  • ECサイトのデザイン変更
  • アプリケーションのバージョン更新
  • セキュリティーの管理

システム管理や保守の負担を減らすことができれば、ECサイトの基幹業務に注力できます。ランニングコストが高くなったとしても、販売活動に集中できるメリットは大きいです。

年商1億円まではカートASPで構築するのがオススメ

ECサイトの最適な構築方法は、年商規模を目安に選別できます。

ECサイトの構築方法と、各方法に適したビジネス規模

画像引用元:https://www.sbpayment.jp/support/ec/about-ec-site/#clm_indx_04

必要な機能や予算、運用体制によって最適な構築方法は異なりますが、はじめてECサイトをオープンする方や、年商1億円未満のEC事業者であれば、カートASPでの構築が適していると言われています。

年商1億円以上のECサイトであれば、今後取り組むべきECサイトの課題や構想はイメージついているかと思います。構築したい機能やデザインを具現化できること。そして自社のシステム開発の能力に応じて最適なプラットフォームを選ぶことが大切です。

ECサイト運営は万全なセキュリティー対策が欠かせない

ECサイトは既存顧客の個人情報を大量に保有しているため、セキュリティーには細心の注意をはらう必要があります。セキュリティー対策に少しでも不安のある方は、カートASPやECパッケージのような管理を任せられるサービスを選びましょう。

万が一セキュリティー事故によって個人情報が流出したり、サイトを改ざんされたりすると、自社ブランドの信用が大きく損なわれ、売上にも影響をもたらします。また、原因をつきとめて改善するまで数日~数週間要します。その間はサイトを閉鎖しなくてはならず、大きな損害が出てしまいます。

まとめ

プログラミング言語は日本語や英語と同じ「言語」です。読めるようになると、システムエンジニアと会話するときに会話が成立しやすくなります。プログラミング言語はECサイトの構築を担当する方に限らず、ディレクション担当の方も読めたほうがメリットは大きいです。

また、ソースコードは「綺麗」に「わかりやすく」書くことが大切です。ECサイトの規模が大きくなり改修を行うときは、複数人でシステム開発することになります。急な障害発生時に迅速に対応できるためにも心がけましょう。

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