ネットショップ開業(ECサイト開業)のための基礎知識と必要なもの【2022最新版】

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

今では誰でも、かんたんにはじめられるようになったネットショップですが、しっかりと下準備をおこなわずにネットショップを立ち上げても、利益を上げることは正直難しいのが現状です。

では、ネットショップを開業するためにはどのようなモノが必要なのか?
「何から手をつけていいかわからない!」「情報が多すぎてわからない」など不安なことも多いでしょう。

そんな不安を解決するために、このページでは、ネットショップの開店に最低限必要なものをご紹介します。

こちらも読まれていない方はぜひご覧ください。

目次

これは覚えておきたい!実店舗とネットショップ(ECサイト)の違い

実店舗とネットショップ(ECサイト)の比較

実店舗の経営とネットショップの運営では、「お客様に商品を販売する」という共通点はありますが、必要となるものや、お客様との接し方など、実に多くの違いがあります。
違いをまとめましたので、下記をご覧ください。

実際の店舗での開業から販売までにすること

(1) 土地の上に建物を建てる

(2) その建物に内装を施す

(3) 販売する商品を陳列する

(4) お客様が直接店舗を訪れる

(5) 商品を直接手に取る

(6) レジでお会計を済ませる

上記のような流れが一般的です。
では、ネットショップではどうでしょうか?

ネットショップ(ECサイト)での開業から販売までにすること

(1) パソコンをインターネットに接続する

(2) さらにインターネット上にネットショップを公開するスペース(土地)を確保する

(3) ネットショップの内装をおこなう(専用のシステムが必要)

(4) 販売する商品をレンタルサーバー上に登録し、商品ページを生成する(専用のシステムが必要)
│ また実店舗と違い、視覚のみで商品の魅力を伝えるので、商品の説明文や写真でアピールする

(5) 広告やSEO、口コミ(SNS)などでお客様をネットショップに呼び込む(集客)

(6) ショッピングカートシステム(実店舗でのレジにあたるシステム)を使い、
│ お客様自身に個人情報を入力してもらい注文を完了してもらう

(7) 商品を梱包し配送作業をおこなう

比べてみても、これだけの違いがあります。
実店舗とネットショップでは、開業までに必要な準備も、お客様が実際に商品を見ているときに、どのような反応をしているのか確認することができないので、商品のアピール方法も変わってくるのです。

ネットショップ(ECサイト)開業から販売までの流れ

1. インターネットへの接続

ネットショップを開業するには、まずパソコンをインターネットに接続するところからスタートします。

インターネットに接続するためにプロバイダー(インターネット接続事業者 ※1)との契約が必要であり、ネットショップを公開するのに必要なスペース(土地)が事業者と契約して借りるレンタルサーバーです。

プロバイダーが必要なスペースを提供してくれる場合もありますが、商用目的での利用が禁止されていたり、SSL(個人情報・クレジットカード情報などの大切な情報を暗号化して送受信する仕組み) に対応していなかったりなどのデメリットが多いため、ネットショップの公開にはレンタルサーバーの利用をおすすめします。

(※1) インターネットに接続するとは?
インターネットという仮想空間の中で、必要な情報にたどり着くまでの「道」をインターネット回線(光回線・ADSL・CATVなど)と呼び、このインターネット空間への入り口でIDやパスワードを発行しているのがプロバイダーというインターネット接続事業者です。
プロバイダーと契約しないと、インターネットは使えません。

2. レンタルサーバーとの契約

インターネット上の「土地」にあたるレンタルサーバーの種類は、大きく分けてふたつあります。

・ひとつのサーバーを丸ごと利用できる「専用サーバー」
・複数のユーザーで利用する「共用サーバー」

それぞれのメリット・デメリットを見てみましょう

専用サーバー(大規模向け) 共用サーバー(小規模向け)
メリット 自由度が高いため、さまざまなことができる 低価格で専用のツールが用意されているので、はじめてでもかんたんに利用できる
デメリット 高価格でメンテナンスは自分たちでおこなうため高度な技術が必要 ほかの利用者の影響を受ける

初めてネットショップを開業するのであれば、専用サーバーと比較して「低価格」「サーバー管理が不要」という観点から、「共用サーバー」がおすすめです。

レンタルサーバーの契約と同時に独自ドメイン も取得しておきましょう。
ドメインとは、「abc.com」や「abc.co.jp」など、お店のURLになる部分のことです。
ドメインは実店舗での「住所」にあたります。

共用サーバー全体で使うドメインを「ドメイン」、世界でひとつだけのオリジナルのドメインについては「独自ドメイン」や「オリジナルドメイン」と呼びます。
ドメインについては、ページ下部のそうだったのか!準備しておきたいドメインにて詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。

3. ネットショップ(ECサイト)のデザイン

建物部分が揃ったところで、ここから実店舗での内装にあたる、ショップのデザインをおこないます。
ショップ制作(サイトデザイン)をおこない、できあがった店舗に商品を配置していきます。

サイトのデザインや商品の陳列には専用のシステムが必要です。
レンタルサーバー上に商品のページを作っていき、装飾をしていくのです。

4. ネットショップ(ECサイト)でのお会計

実店舗でのお客様の来店(集客)・レジでの会計ですが、これにもシステムの導入が必要です。
実際の店舗ではお店の前を通りがかったなどの自然集客が可能ですが、インターネット上ではそうはいきません。

まずはショップのことを知ってもらい、さらに「このお店にくれば○○が買える」ということをお客様にアピールする必要があります。

ネットショップのレジは通常のお会計(決済方法)以外に「配送方法」や「梱包方法」を確認しなければなりません。
一般的に実店舗での「レジ」の部分をネットショップでは「ショッピングカート」と呼びます。

商品が売れてからお客様に届けるまでの流れ

お客様から注文を受けたら、指定された決済方法(銀行振り込み・クレジットカード・後払いなど)と配送方法で処理をすすめていきます。
※決済方法の詳細は別ページの決済方法がネットショップの売上に多大な影響を及ぼすにて詳しく解説しています。

入金の有無、商品の梱包などをおこない、配送業者に商品を引き渡します。
※配送の種類と方法については別ページの配送業者の選び方とポイントにて詳しく解説しています。

実店舗のように目の前で梱包するのと違い、お客様は注文がどのように処理されているのか分かりません。
注文を受け付けたときや商品を発送したときなど、それぞれ処理の過程で、お客様にメールや電話で経過報告をおこないます。

ネットショップの「注文から発送」までの一連の作業をおこなうには、お客様に自動でメールを送ってくれるなどの機能を持ち、煩雑な作業が軽減される、受注管理システムがあると便利です。

受注管理システムとは?

受注管理システムとは、ネットショップ運営者の作業効率をアップさせるためのシステムです。

おもな機能としては、

1. 注文を受ける(受注)
2. 入金の処理(振込があった注文をマーク、クレジットカード決済の処理状況を反映など)
3. 商品の出荷指示(配送伝票の印刷、メールでお客様にお知らせなど)

この3つがあげられます。

一連の販売管理業務をサポートするため、様々な帳票や納品書・請求書の出力機能などを搭載したサービスもあります。

代表的なサービスにはCROSS MALL(クロスモール)、ネクストエンジン、TEMPOSTAR(テンポスター)などがあります。

ネットショップを複数管理している場合などは、それぞれ異なるシステムで管理をおこなうと、効率が落ちてしまうため、受注管理業務をまとめて行い、事務作業を効率化することが重要といえます。

実店舗とネットショップ(ECサイト)のメリット・デメリット

ここで、改めてネットショップと実店舗のメリット、デメリットを整理して表にしてみましたので、ご覧ください。

実店舗とネットショップ(ECサイト)比較表

実店舗 ネットショップ
販売エリア 店舗周辺の地域 全国・全世界での販売が可能
お客様の
安心感
直接商品を見て、触って確かめているので、ギャップが少なく安心感がある 直接商品を見ていないため、写真と実物が違うなどの不安がある
集客方法 口コミ、通りがかったなど、自然にお客様が訪れる(自然集客) 自然にお客様が訪れることはほぼないため、集客のための施策が必要(メルマガ、ダイレクトメールなど)
商品の配送 基本的に不要 商品に合わせた配送方法が必要(大型商品・クール便など)
営業時間 開店時のみ販売が可能 年中無休・24時間営業 ※注文を受けるためのシステムがある場合
商品の説明や
アピール方法
お客様自身が実際に手にとって判断、試着や試飲もできる 商品写真や説明文、実際に購入した方からのレビューなどからイメージして判断する
商品への質問 店員に直接質問できる 電話やメールでの問い合わせ
開業にかかる
費用
外装・内装費ともに高くまとまった資金が必要 内装費(ネットショップ作成にかかる費用)のみで、人件費も含めて実店舗より低価格で開業できる

ネットショップ(ECサイト)のメリット

1. 営業時間
ネットショップと実店舗を比較した際のメリットとしてまずあげられるのが、営業時間を考慮しなくていいということです。

■ネットショップ:365日24時間営業(システムで対応可能)
■実店舗:10時~22時、定休日あり

と言った具合に、お客様は買いたいときにいつでも商品を買うことができます。
実店舗では営業時間外のため、ターゲットとならない顧客層にも、買ってもらえる機会が増える可能性が広がります。(販路拡大)

2. 開店までにかかる費用
店舗の家賃と同様、ネットショップ開店にも費用はかかりますが、 実店舗と比べても低予算での開業が可能です。

実店舗の場合には、事務所や倉庫の家賃が発生し、家賃は通常大きさや立地によりますが、都内であれば15万~50万程度、さらに、商品を陳列する什器や棚なども準備する必要があるでしょう。
対照的に、ネットショップの場合、事務所や倉庫は自宅でもよく、陳列する什器や棚も見栄えのいいものは不要です。

そのほかに、立地という物理的な制限がないので、海外のお客様に商品を販売できますし 、実店舗ほど陳列スペースを考慮しなくてすむため扱える商品数も増えます。

3. 販売エリアを選ばない

場所を問わず、インターネット回線さえあればどこでも開店できるのもネットショップのメリットです。
広い視野で言えば、世界中の消費者が顧客となる可能性を持っています。近年では海外に商品を販売する越境ECも活発化してきました。
また、2020年の世界的なコロナウイルスの流行下で外出自粛が奨励されるようになった際も、顧客が自宅から買い物できるECショップへの需要が高まりました。

ネットショップ(ECサイト)のデメリット

1. お客様との接点
実店舗では、お客様と直接向かい合っての対面接客ができますが、 ネットショップでは、実際にお客様の顔を見て販売できるわけではありません。

実店舗のように、来店時に営業をして、販売することはできないので、商品ページの写真の見せ方や、説明文の表現方法で購入を判断されてしまうのです。
購入後のサポートも、基本的には電話やメールになるため、お客様の立場に立った細かな気配りが必要です。

2. 価格競争
実店舗と比較して、ネットショップは価格競争になりやすいという点があります。
ほかの店舗が同じ商品をいくらで販売しているのか、容易に比較できてしまうためです。

3. 集客
そのほかに、実店舗と違いフラっとお客様が立ち寄ってくれる可能性もないため、集客も必要です。
しかし一度気に入ってもらえれば、実店舗と同様に、リピーターになってもらえますので、ネットショップの開業当初は最初にお客様を呼びこむところが重要と言えるでしょう。

システム選びの参考に!ネットショップ(ECサイト)の種類と仕組み

いざネットショップを開業しようと思ったとき、多くの方が最初に悩むのが「どのようなシステムを使ってネットショップを開業・運営していくのか」ということです。

最近は多くのネットショップ構築サービスがあります。

お店の規模やコンセプトなどの運営方針、予算などなど、自分に合った方法を選ぶことがとても重要です。

ネットショップ(ECサイト)構築サービスの種類と一覧

ネットショップを開業するサービスは大きく分けて4つ。
それぞれについて解説していきます。

・パッケージソフト
・レンタルショッピングカート(ASPサービス)
・モール(ネットショップ出店ASPサービス)
・専用システム構築

代表的なサービス一覧

パッケージソフト レンタル
ショッピング
カート(ASP)
モール
(ネットショップ
出店ASPサービス)
専用システム構築
ホームページ・ビルダー22
など
makeshop
カラーミーショップ
ショップサーブ
FutureShop
たまごリピート
e-shopsカートS
BASE
STORES.jp
など
楽天市場
Yahoo!ショッピング
ヤフオク!
Amazon
ポンパレモール
au PAY マーケット
eBay
GLOBAZONE
ZOZOTOWN
ぐるなび食市場
など
GMOクラウドEC
コマース21
ecbeing
EC-CUBE
EC Direct
EC-ORANGE
Zen Cart
カゴラボ
ebisumart
など
パッケージソフト
ホームページ・ビルダー21
など
レンタルショッピングカート
(ASP)
makeshop
カラーミーショップ
ショップサーブ
FutureShop
など
モール
(ネットショップ出店ASPサービス)
楽天市場
Yahoo!ショッピング
ヤフオク!
Amazon
など
専用システム構築
コマース21
ecbeing
EC-CUBE
EC Direct
など

パッケージソフト

  • パッケージソフトの例 ホームページ・ビルダー21

パッケージソフトとは

パッケージソフトとは、ネットショップ(ECサイト)構築に必要な基本的な機能をあらかじめ備えたソフトで、レンタルサーバーなどを借り、インターネット上に自分たちのネットショップを開くためにもちいます。

パッケージソフトで代表的なものに「ホームページ・ビルダー22」が挙げられます。
これらのソフトは買い切り型と呼ばれ、家電量販店や通信販売で入手できます。

ソフトによっては、独自ドメイン(https://お店の名前.comなど)を利用して開業することもでき、イメージとしては一戸建ての路面店を建設するようなものです。

パッケージソフトの特徴

パッケージソフトの特徴は、ネットショップの開業~運営に必要なシステムをパッケージ化しており、製品によって内容は異なりますが、おもな機能としては、

・ショップページの自動生成機能(商品を登録し、ページを増やしていく)
・ショッピングカート機能(CGIというプログラムで作られる)
・受注管理機能(注文やお客様の情報管理をおこなう機能)

などが一般的です。

パッケージソフトのメリット

パッケージソフトのメリットは、ネットショップの開業方法としては比較的安価で、ネットショップはレンタルサーバー上に公開しておき、注文データを手元のパソコンや専用のデータベースでわかりやすく管理することが可能という点があげられます。
また、ベースとなるシステムはありますが、それを基にして、ある程度自由に自社の運用を考慮した仕様変更が可能です。

パッケージソフトのデメリット

パッケージソフトによっては自分たちに必要な機能が足りない場合もあります。
さらに、更新によるシステムの改修費用がかかるという点も考慮する必要があります。
(3年~5年に一度程度)

たとえば、近年ネットショップではスマートフォン経由の注文が増加しており、ソフト購入時から自動でバージョンアップがおこなわれないパッケージソフトは、都度対応が必要となり、安いとはいえ、ショッピングカートよりも価格は高めのため、初期費用をおさえたいショップには不向きといえるでしょう。

また、自由に変更はできるものの、専門知識が必要になります。
そのため、開業までにかかる期間は、次にご紹介するレンタルショッピングカートより長くかかります。

レンタルショッピングカート(ASP)

  • ショッピングカートASPの例 makeshop
  • ショッピングカートASPの例 ショップサーブ

レンタルショッピングカート(ASP)とは

ASPとは、アプリケーション・サービス・プロバイダーの略で、パソコンにソフトをインストールすることなく、InternetExplorerやGoogleChromeといったウェブブラウザー上で利用する、プラットフォーム(サービスの基盤)の名称です。

その中でも、ネットショップ運営のためのショッピングカートや受注管理システムを提供するサービスを、レンタルショッピングカート(ASP)と呼びます。
パッケージソフト同様、一戸建ての路面店として運営していくタイプのネットショップ開業サービスです。

後述するようにコスト・難易度の面で導入ハードルが低くおすすめの手法です。
特に開業初期の導入しやすさを重視する場合は、11年連続ネットショップASP業界No.1のサービスmakeshop(メイクショップ)をご利用ください。
どなたでも15日間の無料体験から始められ、万全のセキュリティと安心のサポートで開業当初の不安を解消します。
クレジットカード決済にかかる手数料も業界最安水準のためコスト面でもご安心頂けます。

※No.1:流通額=受注金額。ネットショップ・ECサイト構築サービス運営企業各社の発表数値より、ASPサービス単体の数値を算出し比較(自社調べ 2023年3月時点)
※最安水準:ネットショップASPサービス運営企業各社のクレジットカード決済手数料を比較(自社調べ 2021年2月時点)

レンタルショッピングカートの特徴

レンタルショッピングカートの特徴は、多くの事業者がサービスを提供していますが、価格や機能の違いなどを見ていくと、ふたつのタイプに分類できます。

【1】ネットショップのページはパッケージソフトの場合と同様にレンタルサーバーを契約して
 そこに公開し、ショッピングカート画面以降の受注システムを借りるタイプ

【2】ショップページの作成から受注管理の機能まで
 まるごと提供している高機能タイプ(高機能ASPサービス)

【1】のタイプのレンタルショッピングカートの場合
基本的にASP側から提供されるものはショッピングカート部分のみで、商品ページなど、ネットショップの内装部分はホームページ・ビルダーなどのホームページ作成ソフトなどをもちいて自分たちで制作します。
そこに商品をショッピングカートへ入れるためHTMLタグ ※1を記述し、連動させます。

【2】のタイプのレンタルショッピングカート(高機能ASPサービス)では
・サーバー
・商品ページの自動生成機能
・ショッピングカート
・受注管理機能

これらがすべてパッケージ化されおり、開業までの難易度が低く、初めての方でも導入しやすいという特徴があります。

提供されるサービスによってかかる費用はさまざまですが、次に解説するモールに比べると比較的低価格であるといえます。

代表的なサービスに、makeshop・ショップサーブ・カラーミーなどがあります。

契約プランによっては必要な機能が足りないことや、利益に対して手数料がかかってしまうこともあるので、申し込む前に、なにをしたいのかということと、欲しい機能があるのかをじゅうぶん確認したほうがいいでしょう。

機能やサービスの違いについては、別ページの【2022年版】ネットショップの開業サービス徹底比較! にて詳しく記載していますので、あわせてご覧ください。

(※1) HTMLタグとは?
タグとは付箋の意味で、タグでいろいろな「しるし」を記述した文書をHTML文書、しるしづけのことをマークアップと呼びます
HTMLはどのようなサイトなのかという情報(各ページのテキストや画像、リンク)を表示する際に必要な記述のことです

レンタルショッピングカートのメリット

レンタルショッピングカートのメリットは、デザインが自由におこなえることや、モールで起こりがちな価格競争に巻き込まれにくいこと、また月額費用などが安いため、利益率は高くなります。

さらに、顧客の会員情報は全て自社のものになるため、獲得した顧客リストに自由にメルマガやDM、ポイントなどのキャンペーンを実施できます。

必要なシステムやセキュリティーも、常にサービス事業者によって更新されるため、自分たちで費用をかけ対策をおこなわなくとも、最新の環境での運営が可能です。

ネットショップ開業までに必要なものがパッケージされているため、難易度は低く、はじめての方でも導入しやすいという特徴があり、パッケージソフトや専用システム構築に比べ、短期間でオープンできるところも魅力です。

レンタルショッピングカートのデメリット

デメリットとしては、初めてネットショップを開業する場合は知名度が低いためモールに出店するより集客は難しくなる点でしょう。

また、すでに基幹システムを導入しており、ネットショップとの連携をおこないたい場合、別途開発費用がかかることがあります。

機能についても、集客、運営・管理、リピート対策など必要なものは揃っていますが、基本的には個別のニーズに対応した形になっていません。
(一部、makeshopのようにカスタマイズできるサービスもあります)
扱っている商品が特殊で自由に設定したい場合で月商の売上が億を超えるレベルなら、ほかサービスを検討したほうが無難でしょう。

無料カートと有料カートの違いとは

次に、有料・無料のショッピングカートの違いをまとめました。
まず大きく違うのは、容量・デザインテンプレート・集客機能・独自ドメインの4つです。

容量は大きければ大きいほど、扱える画像の枚数や商品の数が増えるので表現の自由度が増し、少なければ制限されます。

デザインテンプレートは初心者に必須の機能ですが、無料のショッピングカートであればレイアウトのパターンが少なく、有料のショッピングカートほど自由度がありません。
集客機能については、有料のショッピングカートにあるようなプロモーション機能は無料のショッピングカートにはほとんど無くSNSからの集客がメインになります。

最後に、独自ドメインの標準対応です。
有料のショッピングカートと違い、無料のショッピングカートで独自ドメインが設定できる事はほとんどなく、別途有料のプランにする必要などがあります。

無料カートと有料カートどちらがいいの?

これは運営するネットショップの方針で変わりますが、無料のショッピングカートは主に個人のお小遣い稼ぎなど副業として運営する場合に向いているといえます。

初期費用や月額費用をかけずに出店ができる点や、有料カートの多機能を使うほど大規模な運用を個人でおこなうことがほとんどない点が理由です。

有料のショッピングカートは法人向きですが、個人でも本格的にECサイトの運用を考えている場合などは有料カートの方が向いているといえるでしょう。

モール(ネットショップ出店ASP)

  • ECモールの例 楽天市場
  • ECモールの例 Yahoo!ショッピング

モール型ECサイトとは

モール(ネットショップ出店ASP)とは、多数のネットショップを集めた、インターネット上のデパートのようなものです。「デパートに1テナントとして出店」するというとイメージしやすいかもしれません。

モール型ECサイトの特徴

モールの特徴は、取り扱っている商品点数が多いため、それに比例する形で見ているユーザー数も多いことです。また、高機能ASP同様に、ネットショップ開業から運営に必要な機能はほぼすべて提供されます。
そのためパッケージソフトや専用システム構築に比べて、難易度は低めです。

代表的なサービスは、楽天市場・Yahoo!ショッピング・Amazonなどがあります。

独自のポイントシステムやデザインなどオリジナリティを出すことに制限があり、モール内のルールに沿って運営していくという特徴があります。

モール出店のメリット

モールのメリットは、主要モールは知名度が高く、集客しやすいというメリットがあります。

また、ネットショップ開業に必要な機能があらかじめ用意されているため、専門的な知識がなくてもできて、レンタルショッピングカート同様、短期間での開業が可能です。

モール出店のデメリット

デメリットとしては、出店数が多いため、自分のショップがほかのライバル店の中に埋もれてしまう可能性があります。
ライバルショップが多いために値下げ競争になったり、モールの独自ルールによりショップデザインが制限されオリジナリティが出せなかったり、独自のプロモーションやお客様へのアプローチに制限があります。

たとえば、会員情報はモール側にて管理されるため、メルマガなどの販促施策が個別でおこなえず、リピーターの獲得が難しい点などがあげられます。

また、売れるたびに手数料がかかるため、レンタルショッピングカートなどと比較した際には、利益率が低くなる傾向があります。

楽天市場について

国内ECサイトにおける流通規模ランキングの1位である楽天市場ですが、その流通規模は5兆118億円(2021年度(2021年1~12月期)連結決算)と圧倒的。

他モールと比較した際のメリット・デメリットについてですが、メリットはやはり圧倒的な集客力でしょうか。

楽天お買い物マラソンや、楽天スーパーセールな大規模なイベントの際にはTVCMを打つなど、集客への支援が大きいです。

デメリットとしては、コストが大きいことでしょう。
初期費用~月々の出店費用、メルマガ配信などにもコストがかかるので、他のショッピングモールと比べても圧倒的にコストがかかります。

Yahoo!ショッピングについて

Yahoo!ショッピング単体の売上高は1兆6,900億円で国内3位。

他モールと比較し圧倒的なメリットは、出店にかかる初期費用が無料ということ。

システム利用料や売り上げ手数料も無料(Tポイントやアフィリエイト手数料など原資負担分はあり)で、メルマガ配信の費用も無料など出店のしやすさが魅力。

ただし、この無料化に伴い出店店舗数が急増したため競争が激しいところがデメリットでしょう。
また、ここ数年、ZOZOの買収やLINEとの統合などでさらに流通規模を拡大させています。

Amazonについて

Amazonジャパンの国内EC流通は2兆5,378億円で国内2位の位置づけです。

Amazonへの出店のメリットは、その知名度の高さと出品のかんたんさ。広告を打つ必要がない集客力はかなりの魅力になるはずです。

一方でデメリットとしては価格競争が激しく消耗戦になってしまいがちなところでしょう。

また、手数料も8%~45%と高く、出品する商品によっては商品の3割~4割を持っていかれることもあります。

※Amazonの流通額については次の記事を参考に算出しています。
https://netkeizai.com/articles/detail/5688

Amazonの売上高については、日本国内でAmazonが売主となるものと、第三者が売主になるものの手数料10%程度が合計された値となっており、[……]マーケットプレイスのシェアは引き続き拡大していると考えられることから、2019年の割合は55%であると推定。このことから、2019年の流通総額は3兆4,238億円[……]と推測する。

専用システム構築

  • ECシステム構築の例 EC-CUBE
  • ECシステム構築の例 ecbeing

専用システム構築とは

専用システム構築とは、法人向けのサービスで、好きなようにカスタマイズしてネットショップを作ることができるサービスです。
自社ビルにてネットショップを運営していくイメージです。

専用システム構築の特徴

専用システムの特徴は、ゼロから自社のやりたいように作るので、当然自由度はいちばん高いということと、とにかくコストが桁違いにかかるということです。

また、パッケージソフトやレンタルショッピングカートと同様に、最初からお客様がいるところへ出店するわけではないので、集客に多くの労力もかかります。

専用システムのメリット

メリットとしては、ショップのデザインやコンセプト、運営方針など自分にピッタリ合ったショップがイチから作れるという点があげられます。
基幹システムとの連携など、実店舗で言うところの間取りが、自由に設計できるのです。

専用システムのデメリット

デメリットは、専用システム構築では基本的にイチからネットショップを作るので、開業するには数百万~数千万の資金が必要です。

また、システムを保守・更新するたびにも、高額な改修費用が発生します。
相応の売上が見込める大企業以外は導入のハードルが高く、選択肢には入らないかもしれません。

レンタルショッピングカートやモールと比較しても、管理する手間や導入までにかかる期間、運営して行くうえでの難易度などを考慮すると、高額な割に価格に見合った優位性が失われつつあると言えるでしょう。

各サービスの導入までの費用と難易度

サービスの種類 初期費用 月額費用 難易度
(知識・経験の必要度)
パッケージソフト ~数百万 数万~ ★★☆
レンタルショッピングカート 0円~数十万 数千円~
5万円程度
★☆☆
モール 0~数万 数万~数百万 ★☆☆
専用システム構築 数百万~数千万 数十万円~ ★★★

このようにそれぞれに特長がありますが、これらの製品やサービスの違い、メリット・デメリット をよく理解した上で、自分に合ったシステムを選ぶことが重要です。
それぞれの違いを理解しないまま、なんとなくということでシステムを決めてしまうと、

■売り上げと諸費用が見合わず赤字になってしまう
■必要な機能やサービスが足りないため、ほかの製品・サービスへ乗り換える

このように余分な労力とお金を浪費してしまうことに繋がりかねません。
そうならないために、現在の人員や今後の見通しをたてた上で、最適なサービスを選択してください。

ネットショップ(ECサイト)開店までに必要な機材

これだけは揃えたい!開店までに必要な機材

ネットショップを開業することが決まった。
でも一体何が必要なのかわからないという方は非常に多いです。

開店までに必要な機材は大きくふたつに分けることができます。

ひとつ目はサーバーなどのサービス事業者との契約が必要なもの、ふたつ目は自分たちで揃えることができるパソコンやデジカメなどです。

下記に必要なものをまとめてみました。
最低限記載しているものは用意しておきましょう。

サービス事業者との契約が必要なもの

1. レンタルサーバー
2. ドメイン ※ページ下部で詳しく解説します。
3. ショッピングカート
4. 決済システム
5. メールシステム
6. 受注管理システム
7. 顧客管理システム
8. 商品・在庫管理システム

自分たちで揃える機材

1. パソコン・スマートフォン
2. プリンタ
3. デジタルカメラ
4. 各種ソフト
5. 梱包資材

※サービス事業者との契約が必要なものについては、どのようなネットショップ構築サービスで開業するかにより異なります。

機材は価格でなく、自分にあったものを!

サービス事業者との契約が必要な機材は、提供されるサービスの種類によって異なります。

たとえばショッピングカートだけを借りるのであれば、レンタルサーバーやドメインなどは自分たちで用意する必要がありますし、高機能ASPショッピングカートやモールに出店するのであれば、自分たちで用意するのは配送方法や決済方法のみです。
配送方法と決済方法については、別のページで詳しく解説しています。

一方、自分たちで揃えるネットショップの運営に最低限必要な機材は、「パソコン」「プリンタ」「デジタルカメラ」の3つです。
すでにこれらの機材を持っている場合、改めて新製品を購入する必要はありません。

「ネットショップ運営をするためには高性能パソコンやデジカメが必要なのでしょうか?」
こうした疑問をもつネットショップ新米店長さんは非常に多いのですが、性能はそこまで高くなくとも大丈夫です。

パソコン

デスクトップ型とノート型どちらでもかまいませんが、ネットショップ運営をおこなっていると、長時間モニターの前で過ごすことになるので、できるだけ大きなモニターがあれば作業も捗るでしょう。
スマートフォンは自分のネットショップの表示を確認するのに使用します。
すでに個人でスマートフォンをお持ちの場合、業務用に用意しなくても問題ありません。

プリンタ

商品配送時に同梱する納品明細書や領収書を印刷するときに使用します。
インクジェットプリンタ−でじゅうぶん対応できますが、印刷速度の速いタイプのものを選ぶと作業も捗ります。

デジタルカメラ

商品撮影に欠かせないデジタルカメラ(以下デジカメ)

まずはじめに「画素数」をチェックしましょう。
1000万画素などその数値が大きいほど画質は鮮明で、ピクセルという単位で呼ばれます。
2000万画素を超えるデジカメも今は販売されていますが、高画質な画像はレンタルサーバーにアップロードする際やお客様が実際にショップページで画像を表示するのに時間がかかってしまうこともあるので、注意が必要です。

また「ズーム」機能もチェックすべきポイントのひとつです。
ズームしても画像が粗くならない「光学ズーム」がおすすめです。

ズームには光学ズームとデジタルズームという種類があり、光学ズームが画質が劣化するようなことはないのに対して、デジタルズームは撮影した画像の一部を拡大処理するため、画素数が減り画質が劣化します。
商品の魅力をアピールするのに商品画像はとても重要ですので、必ず購入前に確認しましょう。

そのほかに、「露出補正」の機能も確認しておきたい機能です。

撮影した商品画像の色合いが明るすぎたり・反対に暗すぎたりした場合は、手動で「露出補正」の数値を変更して撮影する必要があります。
別ページの商品撮影のポイントでデジカメによる商品撮影術を紹介しています。
「露出補正」が重要な役割を担っていることをまとめていますのでご参照ください。

各種ソフト

ネットショップの準備・運営をおこなっていくうえで、画像編集ソフトやセキュリティソフトは必須です。
大切なお客様の住所をはじめとする個人情報をお預かりするので、セキュリティソフトは入れておきましょう。
また、商品画像の良し悪しは売れ行きを左右します。

画像編集ソフトでは、Adobe社が販売している「Photoshop(フォトショップ)」や「Illustrator(イラストレーター)」が有名です。
多機能ですが非常に高価なため、ネットショップ用の画像編集のみであれば、Photoshopの廉価版であるAdobe Photoshop Elements(アドビ フォトショップ エレメンツ)でじゅうぶんです。

Adobe Photoshop Elements画像キャプチャ

フリーの画像編集ソフトも人気があります。 GIMPは海外のフリーソフトですが、非常に高機能で、使い勝手の良さから利用者の方も多いです。 利用者の体験談やマニュアルなどもインターネット上で探すことが可能です。

GIMP画像キャプチャ

梱包資材

ネットショップで注文した商品が手元に届き、わくわくしながら包装を開けたら中身が破損していた。
もし初めて注文いただいたお客様であれば、恐らく二度と購入してもらえないでしょう。

実店舗とは違い、ネットショップではお客様に直接御礼を伝える機会はありません。
またこのショップで買いたいと思ってもらえるように、梱包は丁寧におこないましょう。

商品の大きさや、クール便などの温度帯により準備すべきものが変わってきますが、基本的には下記の資材があれば対応できます。

・配送袋(利用頻度は一番高い梱包方法です)
・ダンボール(大型商品やわれものなどの壊れやすい商品を梱包)
・ガムテープ(配送袋やダンボール閉じる際に使用します)
・エアキャップ(こわれやすい商品を保護します、プチプチとも呼ばれます)
・結束資材(紐などを使い、荷崩れを防ぎます)
・ラッピング用品(プレゼント用、のしなど)

そうだったのか!準備しておきたいドメインについて

ドメインとは、一言でいうと「サイト(ネットショップ)の住所」です。
たとえば、下図のようなものになります。

ドメインイメージ図

ドメインの役割は、大きくわけてふたつあります。

ひとつ目は上述している通り「ドメイン」は自分のネットショップの住所(URLの一部)となり、会社のホームページやネットショップを持つ際に必須となります。

ふたつ目に「ドメイン」は、メールアドレスにも利用されています。

たとえば、多くの人が利用している「Gmail」
メールアドレスは「○○○@gmail.com」となっていますが、「@」以降の文字列が「ドメイン」です。
Gmailの場合、「gmail.com」ということです。

ドメインにはいくつか種類があります。
たとえば、「makeshop.jp」では、「.jp」に属したドメインになります。
この「.jp」が、ドメインの種類であり、正式には「もっとも最上位の階層である ”トップレベルドメイン” 」と呼ばれています。

よく利用されている「ドメインの種類」としては『.com』『.net』『.co.jp』『.ne.jp』
この中でも、『co.jp』 は法人(企業)でないと取得できません。(corporation)

また、ひとつの法人でひとつしか取得できません。
ne.jp は、プロバイダーなどのネットワーク事業者が利用できます。(network)
なお、ドメインは、誰でも取得することが可能です。

ドメインは世界にひとつだけなので、すでに誰かが取得しているドメインについては、取得することができません。
たとえば「makeshop.jp」というドメインは、すでに取得・利用しているので、誰も「makeshop.jp」に関しては、取得することができません。
早いもの勝ちということです。

価格は、ドメインの種類によって異なりますが、トップレベルドメイン以前の文字列をどのように設定しても価格は変わりません。

例)下記のようなドメインを取得したい場合、1、2ともに『.com』のドメインの利用料金で取得できます。

1. ○○○.com
2. △△△.com

最後に、ドメインはどこで取得できるかについてですが、『ドメイン管理会社』などで取得することができます。
ドメインの登録申請を、代理で受け付けている事業者のことで、取得後のドメイン管理も担っています。
代表的なサービスにお名前.com(GMOインターネットグループ株式会社)などがあります。

まとめ

いかがでしょうか?
記事を最後まで読んでいただいたあなたなら、ネットショップの基礎的な理解は進んだかと思います。

迷いが生じるポイントは、やはりネットショップを“どのサービスを使って立ち上げるか”だと思います。
それぞれ一長一短ありますが、まとめると下記のようになります。

▼パッケージソフト
比較的安いが、レンタルショッピングカートよりも高い。
独自の仕様変更ができるが専門知識が必要。

▼レンタルショッピングカート(ASP)
初期費用、月額費用ともに安く、販売に必要な機能は一通り揃っている。
モールと比較すると、集客のための対策が必要。

▼モール
集客力はあるが、モール内での価格競争に巻き込まれたり、販売手数料がかかったりするため、利益率は高くない。

▼専用システム構築
自分たちにぴったり合ったシステムを作ることが可能だが、開業には多くの資金が必要。

初期費用をある程度おさえつつ、収益を上げていきたい方は、ショッピングカートASPがおすすめです。

おすすめの理由は、初期費用、月額費用ともにいちばん安いわりに、決済や運営だけでなく、売上をあげる機能まで必要な機能がすべて揃っているためです。

ただし、実店舗で売上がかなりあがっていて、たとえば年商が10億円以上となると、機能にも物足りなくなるでしょう。
そのあたりを考慮して、最適なネットショップを選んでください。

どうしてもネットショップ開業で迷ったら…

ネットショップを開業したいけどどうすればいいか悩む…。

そんな方はとりあえずmakeshop(メイクショップ)を選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。
11年連続No.1、ダントツ安心のネットショップ開業サービスです。親身なサポートと万全のセキュリティでネット販売スタートをご支援。どなたでも無料体験から始められます。

お申し込み後すぐにログインすることが可能です。

※No.1:流通額=受注金額。ネットショップ・ECサイト構築サービス運営企業各社の発表数値より、ASPサービス単体の数値を算出し比較(自社調べ 2023年3月時点)

本記事に関連する参考になる外部サイト

makeshopは
ネットショップ・ECサイト構築に
必要なすべてが揃ったサービスです

60秒でかんたん
無料体験してみる

makeshopについての
お問い合わせ・ご相談は
お気軽にお電話ください。

新規お申し込み・開店について

電話番号 03-5728-6236

制作会社様・パートナー制度について

電話番号 03-5728-6316

【受付時間】10:00~12:00/13:00~18:00(土日祝日を除く)