【2022年最新】ECサイト売上ランキング!国内・海外企業からECモールまで

日本国内と世界のECサイトランキングをご紹介します。
国内ランキングでは、1位~30位まで紹介し、世界のランキングではアメリカ・中国・韓国・台湾について紹介します。
EC事業を展開している企業様、あるいはこれからネットショップを始めようとされている方はぜひ最後までご覧ください。
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目次
EC市場規模・EC化率はどう推移している?
Amazonや楽天市場などのECモールやメーカー・ブランド直売の通販サイトなど、ネットでの買い物需要はどんどん高まってきているイメージがありますよね。
それでは、具体的なその規模、そして各分野におけるEC販売が占める割合が実際にどの程度かご存知でしょうか。
経済産業省によってまとめられた『電子商取引に関する市場調査』報告書に掲載のデータを元に解説します。
まず、最新のBtoC市場の規模とEC化率について。

2010年以降、市場は右肩上がりに拡大傾向であることがわかります。ですが、EC化率をみてみるとどうでしょうか。
最新のデータでも6.76%。まだ国内のBtoC-EC市場は規模が小さく、伸び代がありそうに見えますね。
今度はそのBtoC-EC市場を、さらに分野別にみてみます。
2018年 | 2019年 | 伸び率 | |
---|---|---|---|
A. 物販系分野 | 9兆2,992億円 (EC化率 6.22%) |
10兆515億円 (EC化率 6.76%) |
8.09% |
B. サービス系分野 | 6兆6,471億円 | 7兆1,672億円 | 7.82% |
C. デジタル系分野 | 2兆382億円 | 2兆1,422億円 | 5.11% |
総計 | 17兆9,845億円 | 19兆3,609億円 | 7.65% |
金額を基準にすると、物販系分野のEC市場が一番大きくなっています。
またさらにその内訳ですが、1番大きな割合を占めているのが「衣類・服装雑貨等」、いわゆるアパレル業種で1兆9,100億円。EC化率は13.87%です。
そこに、1兆8,233億円の「食品、飲料、酒類」、1兆8,239億円の「生活家電、AV機器、PC・周辺機器等」が続きます。
ただし、市場規模では上記3分野に及ばないものの、EC化率でみると最も進んでいるのは「事務用品、文房具」で41.75%です。
さらに、「書籍、映像・音楽ソフト」は34.18%、「生活家電、AV機器、PC・周辺機器等」が32.75%といずれも高い数字を達成しています。
なお、昨今のEC市場のトレンドとして、CtoC-ECが拡大していることもポイントです。ここに含まれるのはメルカリやラクマなどの個人間取引。
2019年、その市場規模は1兆7,407億円で、前年に比べ9.5%の増加となりました。
国内ECモールの売上ランキングTOP5

ネットショッピングをする際、複数のショップやブランドの商品を一度に検索できるECモールを利用するという人はたくさんいます。
以下に、国内のECモールを流通額順に1位から5位まで紹介していきます。なお、ランキングとともに紹介する各社の市場規模は、それぞれの決算での発表の数値を基に2019年の1年間の流通総額で割り出したものです。
※その他各社数値について参照した記事のリンク先は最後にまとめてご紹介します。
1位:楽天 3兆9,000億円
URL:https://www.rakuten.co.jp/
まずトップとなったのが楽天市場。日本におけるEC販売の先駆け的存在です。
特徴は、楽天カードや楽天トラベル、楽天モバイルなどグループ内の各サービスの連携。さまざまな分野でサービスを展開しており、かつ組み合わせて使うとお得になる仕組みなので、顧客を楽天ユーザーとして総合的に囲いこむことに成功しています。
とくに、各サービスの利用で貯められる楽天ポイントが鍵。もちろん楽天市場での買い物でも高い割合で還元されるうえ、貯めたポイントは商品の購入時に使用できます。
また、楽天市場で最近ホットだった話題といえば、購入金額3,980円で送料がサービスとなる一律送料無料ラインの導入。ユーザビリティを向上させてさらなる囲い込みをはかった施策でしたが、一部出店店舗からは反発もあり物議を醸しました。
なお、この数字は楽天市場のみのものでなく、連携サービスであるフリマアプリ・ラクマの流通額も合計したものとなっています。そのため、純粋にモールでの売上のみを比べるとAmazonジャパンのほうに軍配が上がると考えられます。
2位:Amazonジャパン 3兆4,238億円(推定)
続いて2位につけたのが、世界中で大きなシェアをもつAmazon。楽天市場と違い、各企業やブランドが1品ずつ商品を出品するマーケットプレイス型のECモールです。
Amazonのファン創出に一役を買っているのがPrimeサービス。月間プランで税込500円、年間プランで税込4,900円で入会でき、お急ぎ便が無料・動画配信のサブスクリプション利用など、会員特典のさまざまなサービスを受けることができます。
本国アメリカでは無人レジのAmazon GOをオープンさせるなど、リアル領域にまで勢力を拡大しつつあるAmazon。日本でも今後さらなる躍進が期待できそうです。
※Amazonの流通額については次の記事を参考に算出しています。 https://ecclab.empowershop.co.jp/archives/65543
Amazonの売上高については、日本国内でAmazonが売主となるものと、第三者が売主になるものの手数料10%程度が合計された値となっており、[……]マーケットプレイスのシェアは引き続き拡大していると考えられることから、2019年の割合は55%であると推定。このことから、2019年の流通総額は3兆4,238億円[……]と推測する。
3位:Yahoo!ショッピング 8,901億円
URL:https://shopping.yahoo.co.jp/
3位はYahoo!ショッピング。流通額は8,901億円でした。
日本では楽天、アマゾン、ヤフーで3強とよくいわれていますが、Yahoo!ジャパンとしてはなかなか追いつけないトップ2社になんとか打ち勝ちたいところ。そこで踏み切ったのが、ファッションECのZOZOタウン運営元であるZOZOの買収です。
また、キャッシュレス決済のPayPayと連携しポイントが貯められる仕組みで、ユーザーの囲い込みも狙っています。
4位:ZOZOTOWN 3,248億円
URL:https://zozo.jp/
4位ZOZOTOWNは、アパレル専門のECモールです。流通額は上位3サイトに比べ低いですが、それらが総合ECモールであったことを考えると、ファッション単独でこの順位に食い込んでいる実力はなかなかのものでしょう。
なお、前述の通り運営元のZOZOはYahoo!ジャパンによって買収されています。その流れで、2019年秋、Yahoo!とSoftbankのユーザーを対象に開設されたPayPayモールに、ZOZOTOWNが出店。
ZOZOTOWNにとっては初の外部モールへの出店となり、この一連の動きは大きな注目を集めました。
5位:Wowma! (現au PAYマーケット)1,287億円(推定)
KDDIがauユーザーをメインターゲットに運営しているWowma!。なお2020年5月より、auの決済およびECのサービス名が「au PAY」となったことを受けて、名称が「au PAYマーケット」に変わっています。ファッションや家電、日用品、コスメ、グルメに強いECモールです。
国内ECサイトの売上ランキングTOP30

順位 | 社名 | 売上高 |
---|---|---|
1位 | アマゾンジャパン | 1兆7,443億円 |
2位 | ヨドバシカメラ | 1,386億円 |
3位 | ZOZO | 1,255億円 |
4位 | ビックカメラ | 1,081億円 |
5位 | ユニクロ | 832億円 |
6位 | デル | 630億円 |
7位 | オイシックス・ラ・大地 | 613億円 |
8位 | ディノス・セシール | 582億円 |
9位 | ジャパネットたかた | 580億円 |
10位 | 上新電機 | 571億円 |
11位 | 千趣会 | 490億円 |
11位 | ジュピターショップチャンネル | 490億円 |
13位 | アスクル | 486億円 |
14位 | マウスコンピューター | 470億円 |
15位 | イトーヨーカ堂 | 452億円 |
16位 | キタムラ | 450億円 |
16位 | ヤマダ電機 | 450億円 |
18位 | ニトリ | 443億円 |
19位 | MOA | 371億円 |
20位 | QVCジャパン | 336億円 |
21位 | ベルーナ | 302億円 |
22位 | アイリスプラザ | 300億円 |
23位 | ベイクルーズ | 284億円 |
24位 | オルビス | 257億円 |
25位 | オンワードホールディングス | 253億円 |
26位 | ニッセン | 250億円 |
27位 | CROOZ SHOPLIST | 246億円 |
28位 | マガシーク | 244億円 |
29位 | サードウェーブ | 235億円 |
30位 | セブン・ミールサービス | 233億円 |
引用元:https://netshop.impress.co.jp/node/8076
それでは続いて、国内ECサイトの総合ランキングを1位から30位まで見ていきます。
1位:Amazonジャパン
AmazonはモールECではありますが、マーケットプレイス型という特性から単独ECとしても考えられます。そして、単独ECとした場合、国内ではトップの売上となります。
国内の大手メーカーと協力して開発したPB商品に注力するなど、品ぞろえの強化が功を奏しました。
2位:ヨドバシカメラ
家電販売のヨドバシカメラのECサイト。何円からでも送料無料かつ追加料金なしでの注文当日の配達、最短2時間半以内に商品を届ける「ヨドバシエクストリーム」など、物流基盤の強さを活かしたサービスが好評です。
3位:ZOZO
ZOZOTOWNもAmzonと同じくマーケットプレイス型であるため、こちらにもランクインしました。PayPayモールへの出店は、顧客層の拡大に貢献しています。
4位:ビックカメラ
家電販売のビックカメラのEC部門です。ビックカメラでは2020年、店頭の電子棚札とECの連携を推進。電子棚札はECのレビュー件数や評価などを表示でき、店舗とECの融合に取り組んでいます。
5位:ユニクロ
ファストファッション大手、ファーストリテイリングが提供するユニクロのオンラインストアです。ユニクロはオムニチャネルの成功例としても知られており、実店舗とオンラインチャネルの連携がスムーズです。
6位:デル
PCメーカー、デルのEC部門。メーカー直売サイトとしては世界最大手です。PC機器をオンライン注文できるほか、PC製品に関する総合情報、最新のニュースなどを見ることができます。
7位:オイシックス・ラ・大地
大手食品通販サイトです。「食のこれからをつくり、ひろげていきます」の理念を掲げ、食材の定期配送やミールキットの販売など食に関するサービスを総合的に展開しています。
8位:ディノス・セシール
カタログ通販のディノス・セシールのオンラインストアです。衣料品、日用品を中心に総合的な商品ラインナップを展開しています。
9位:ジャパネットたかた
TV通販でもおなじみのジャパネットたかたは、サイト内での動画の使い方に注目です。商品ごとに紹介する動画はもちろん、サービス案内やユーザーからよくある疑問を解消する動画コンテンツが揃っています。
これらは問い合わせ対応の負担を軽減し、業務の効率化に貢献しているとみられます。
10位:上新電機
家電販売のECサイトです。直近では楽天と連携し、リアル店舗への送客を狙うキャンペーンの告知を楽天市場のトップページに掲載。
こうしたリアルとWebでの相互集客により、EC事業へ大きく貢献しているようです。
11位:千趣会
ベルメゾンを運営しています。グループの中にはイイハナ・ドットコム、ユイットWEBストアなどがあります。
12位:ジュピターショップチャンネル
スカパー!やケーブルテレビを介して視聴可能なテレビショッピングでお馴染みのショップチャンネルの通販サイト。
13位:アスクル
法人向け備品通販サイトのアスクル。個人を対象にしたロハコも、PBのデザイン性の高さが人気です。
14位:マウスコンピューター
PC販売のECサイトです。通信販売によるBTOを主とした直販メーカー。iiyamaブランドのモニター発売元でもあります。
15位:イトーヨーカ堂
大手スーパー、イトーヨーカ堂のネットスーパーです。2020年7月に大幅リニューアルし、セブン受け取りや置き配が使えるようになりました。
16位:キタムラ
日本最大級のカメラ専門店カメラのキタムラのECサイトです。
16位:ヤマダ電機
家電販売のECサイトです。店舗とネット融合により効率的なEC事業の改革を推進しています。
18位:ニトリ
家具・雑貨販売のニトリは、2020年コロナ禍による家庭内消費の需要が高まり好調です。
19位:MOA
家電を中心とした総合ECサイト「PREMOA」を運営しています。
20位:QVCジャパン
世界最大級のTVショッピングで知られるQVCのオンラインストアです。
21位:ベルーナ
ファッション・カタログ通販のベルーナが運営している衣料品販売のECサイトです。
22位:アイリスプラザ
アイリスオーヤマの公式通販サイトです。
23位:ベイクルーズ
ジャーナルスタンダードなど、人気ブランドを複数展開するアパレルECサイトです。
24位:オルビス
化粧品のECサイト。アプリからはパーソナル分析を無料で受けることができます。
25位:オンワードホールディングス
23区、自由区などを展開するアパレルECサイトです。
26位:ニッセン
リーズナブルな価格帯で商品を展開するカタログ通販ニッセンのECサイトです。
27位:CROOZ SHOPLIST
CROOZが提供するファストファッションを中心としたECサイトです。
28位:マガシーク
レディースファッションの通販サイトです。
29位:サードウェーブ
価格の安さが売りのPC専門店ドスパラを運営するサードウェーブ。eスポーツ事業も展開しています。
30位:セブン・ミールサービス
セブン‐イレブンの食品EC販売サービス。ミールキットや日替わり弁当、生鮮食品など充実したラインナップです。
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世界の越境ECサイトの市場規模って?
EC需要は世界中で高まっており、その市場規模もどんどん拡大しています。世界基準でみれば、日本はまだまだEC化が進んでいないともいえます。
とくに昨今盛り上がりをみせているのが、自国以外の顧客にECチャネルを通して商品・サービスを販売する越境EC。
日本・アメリカ・中国、3か国の越境ECの市場規模は、次の表の通りです。
国 | 越境EC購入額 | 伸び率 |
---|---|---|
日本 | 3,175億円 | 14.8% |
米国 | 1兆5,570億円 | 11.8% |
中国 | 3兆6,652億円 | 12.3% |
なお、日本からこの2国への越境EC販売のデータですが、中国からの購入額は前年比7.9%増の1兆6,558億円。アメリカからの購入額は前年比16.3%増の2兆94億円でした。
日本製品はその品質の高さから、従来インバウンド消費の需要は高い傾向にあります。今後各社が越境ECに力を入れれば、さらなる販売拡大のチャンスがあるかもしれません。
海外ECサイトの市場規模ランキング

引用元:平成 30 年度 我が国におけるデータ駆動型社会に係る基盤整備 (電子商取引に関する市場調査)
世界全体のEC市場規模は、2018年時点で313兆円です。このうち半数以上の61.1%をアジア太平洋地域が占めており、流通額は190兆円でした。
【中国】海外ECサイトランキングTOP3

都市部を中心にデジタル化の進む中国では、EC利用も活発。
とくに毎年11月11日の「独身の日」は各サイト大規模なセールをおこない、大きな経済効果を呼んでいます。
1位:Tmall (天猫)
Tmall(天猫)は2013年にアリババグループが開設したショッピングモール形式のECサイトで、市場の過半数のシェアを獲得しています。
2位:JD.com(京東)
中国シェアNo.2の総合ECサイトです。2016年にはWeChatを運営するテンセントグループの一員となり、スマートフォンからの流入を強化しEC事業の強化を図っています。
【アメリカ】海外ECサイトランキングTOP3

デジタル先進国のアメリカ。10年連続で2ケタ成長を続けるEC市場において、伸びている商品カテゴリーは食品・飲料となっています。
1位:Amazon
取扱商品数、展開地域が世界最大級のインターネット通販サイト。
リアルでは「レジに人がいない無人コンビニ」のAmazon Goも展開している。
2位:Walmart
世界最大のスーパーマーケットチェーンであるウォルマートが運営するECサイト。
実店舗と連携し、ECで注文した青果などの食料品が店舗で受け取れるサービスが人気。
【韓国】海外ECサイトランキングTOP3

コスメやファッションのトレンドメーカーである韓国の越境ECには、日本でも若い女性を中心に注目度が高まっています。
1位:G-Market
URL:https://global.gmarket.co.kr/Home/Main
韓国最大の通販サイト。日本では楽天市場内に出店しており、韓国コスメなどが購入できることから注目されています。
2位:11番街
URL:https://www.11st.co.kr/main
2008年に韓国の携帯電話キャリアであるSK Telecomがオープンさせた、オープンマーケット型のショッピングモール。
【台湾】海外ECサイトランキングTOP3

2019年に空前のタピオカブームが起きるなど、その文化やトレンドが世界から注目されている台湾のEC市場をみてみましょう。
1位:Yahoo!奇摩購物中心
Yahoo!の台湾版で、台湾ヤフーが運営するショッピングサイトです。BtoC、BtoBtoC、CtoCの3業態での事業展開をおこなっています。
まとめ
国内外のEC市場の動向とランキングをご紹介しました。
EC運営者の方はぜひご参考にしてみてください。