
【2025年最新版】おすすめのECパッケージ比較17選!選ぶ際のポイントも解説
本記事では、事業規模とビジネスモデル別に17個のECパッケージを紹介しています。選び方も詳しく解説しているので、自社に最適なECパッケージを比較して選びたい方は、ぜひ参考にしてください。
近年、さまざまなECパッケージがあり、「どのサービスを選べばよいのかわからない」という方も多いのではないでしょうか?ECサイトは一度構築すると長く運用するため、どのサービスを使って構築するかはとても重要なポイントとなります。
ECパッケージを選ぶ際は、費用や機能、管理方法のほか、事業の成長に応じたものを選択することが大切です。 本記事では、「事業規模」と「ビジネスモデル」別に17個のECパッケージを紹介します。
選ぶ際のポイントも詳しく解説しているので、自社に最適なECパッケージを比較して選びたい方は、ぜひ参考にしてください。
【タイプ別】ECパッケージ比較17選!

ECパッケージには多くの種類があり、導入の容易さや機能、拡張性などはサービスによって大きく変わります。
そのためECパッケージを選ぶ際は、各サービスの特徴を踏まえて、自社の目的や事業規模、ビジネスモデルに合ったものを選びましょう。
ここでは、ECパッケージをタイプ別に紹介します。
事業規模別にECパッケージを比較
最初に、 事業規模別にECパッケージを比較 していきます。
小規模事業者向け(個人・副業・スタートアップ)
ECサイトの構築がはじめての方や、個人や副業、スタートアップなどの 小規模事業者向けのサービス を紹介します。
BASE

BASEは、 無料かつ簡単にECサイトを作成できるネットショップ作成サービス です。ECサイト構築のスキルがない方でも、デザインや機能を自由に選択・構築できます。
簡単にECサイトを立ち上げられるため、「すぐに運営をスタートさせたい」という方にもおすすめ。
ショップデザインは用意された80種類のテンプレートから選べて、 商品説明文や画像、価格などの必要な情報を入力するだけで商品登録が完了します。
また、 「BASEかんたん決済」 という独自の決済サービスが用意されており、使いたい決済サービスを管理画面から選ぶだけで利用できて、クレジットカード決済の利用審査の待ち時間もありません。
決済手数料はスタンダードプラン3.6%+40円、グロースプラン2.9% です。
料金 | 初期費用:0円 |
月額費用・スタンダードプラン:0円
グロースプラン:16,580円 |
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機能 |
ショップロゴ作成
カテゴリ管理商品検索 予約販売数量限定など |
デザイン・カスタマイズ性 | 中 |
お試し期間の有無 | – |
STORES
先ほど紹介したBASE同様、 無料かつ簡単にECサイトを解説できるサービス です。初期費用もBASEと同じく無料で、スモールスタートに最適な「フリープラン」であれば月額費用も無料。
決済手数料は5.5%?とやや高め ですが、 有料のスタンダードプランでは3.6% とBASEの無料プランとほぼ変わりません。
48種類の無料テンプレート が用意されており、デザイン性の高いECサイトをスキルなしで構築できます。
さらに、Instagramやnote、Google Merchant Centerとの連携も可能で、 SNSを活用した集客に取り組みやすい 環境が整っています。
料金 | 初期費用:0円 |
月額費用・フリープラン0円
ベーシックプラン:2,980円(年払いの場合) |
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機能 |
品番管理在庫数
CSV一括更新 倉庫サービス メールマガジン クーポン 再入荷リクエストなど |
デザイン・カスタマイズ性 | 中 |
お試し期間の有無 | – |
カラーミーシ ョ ップ

カラーミーショップは、GMOペパボが提供するECサイト構築サービスです。ネットショップに必要な商品登録や決済、在庫管理、集客、分析など機能が充実しています。
また、カラーミーショップで構築したECサイトを、同じドメインでWordPressに導入できる 「WordPress導入」を無料で提供 。
アパレルや雑貨などの物販以外に 食品販売にも対応しており、3温度帯での受注やギフト設定、予約販売などの機能も利用できます。
初期費用・月額費用が無料の「フリープラン」のほか、月額制の上位プランが3つ用意されています。
料金 | 初期費用:0円?22,000円 |
月額費用レギュラー:4,950円
ラージ:9,595円 プレミアム:35,640円 |
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機能 |
2要素認証
商品管理機能 商品オプション機能 フリーページ作成 ポイント機能会員機能など |
デザイン・カスタマイズ性 | 中 |
お試し期間の有無 | 30日間無料 |
中小企業向け
次に、 中小企業向けにおすすめのECパッケージ を紹介します。
makeshop
makeshopは、 GMOメイクショップ株式会社が提供する高機能なECサイト構築サービス です。法人導入実績は12,000社を超え、12年連続ショップ売上高No.1を獲得しています。
大きな特徴は機能性の高さで、 「BtoB」「BtoC」の両ビジネスモデルに対応 。アパレルや雑貨、食品など、幅広い商材のECサイトを構築できます。
無料で使えるデザインテンプレートが豊富に用意されており、HTMLやCSSの知識があれば、独自のデザインにカスタマイズすることも可能です。
さらに、SNS連携やSEO自動設定、かご落ちメール配信など、集客や売上向上につながる機能も充実。
ほかのカートシステムでは有料な機能も標準機能に含まれており、低価格で利用できる 点も魅力です。
料金 | 初期費用:11,000円? |
月額費用プレミアムプラン:13,750円
エンタープライズプラン:55,000円? |
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機能面 |
AIアシスト
複数の商品画像登録 在庫アラートメール機能 Googleショッピング連携 BtoB・会員制ショップ機能 1クリックで越境EC対応など |
デザイン・カスタマイズ性 | 高 |
お試し期間の有無 | 15日間無料 |
futureshop
futureshopは、デザインの自由度とカスタマイズ性の高さが特徴のSaaS型ECサイト構築サービスです。特許を取得しているレイアウトエンジン「commerce creator」では、ECサイトの要素をパーツに分解して、提供されているパーツと独自作成のパーツを組み合わせることが可能。
また、楽天ペイやPayPayなどのオンライン決済、NP後払い、Amazon Payなど多数の決済サービスを用意しています。
実店舗との連携も可能で、サイト上で実店舗の在庫を確認できたり、ECサイト利用時のポイントを実店舗で使えたりと、オムニチャネル化にも向いています。
料金 | 初期費用:22,000円? |
月額費用futureshop:24,000円?
futureshop omni-channel:160,000円 |
|
機能 |
デザイン機能
モバイル対応 実店舗在庫表示機能 店舗受け取りオプションなど |
デザイン・カスタマイズ性 | 高 |
お試し期間の有無 | 10日間無料体験 |
EC-CUBE
EC-CUBEは、 日本製のオープンソース型ECサイト構築パッケージ です。 無料で利用・改変・開発できる のが特徴で、ビジネスモデルや運営手法に合わせたカスタマイズが可能。
サイトの構成に活用できるプラグインは1,100以上、デザインテンプレートも用意されています。
BtoCとBtoBの両方に対応 しており、スモールスタートから大規模ECサイトまで幅広いニーズに応えられるのが強み。
さらに、管理画面のカスタマイズや機能拡張もできるため、運営側の負担を軽減、業務効率の向上にも期待できます。
料金 | 初期費用:無料 |
月額料金:無料
(カスタマイズや保守費用は別途) |
|
機能 |
ページ管理
フリーページ作成 ブロック機能 配送時間指定 ポイント購入機能など |
デザイン・カスタマイズ性 | 高 |
お試し期間の有無 | – |
大企業向け
続けて、大企業におすすめのECパッケージをみていきましょう。
W2 Unified
W2 Unifiedは、 オムニチャネル対応のSaaS型ECプラットフォーム です。中小企業から大企業まで幅広く導入されており、実店舗やコールセンター、ECモールなど顧客とのタッチポイントを統合管理できます。
セール実施時やSNSの拡散によりアクセスが一時的に急増した場合でも、 アクセス数上限の領域を拡張してサイトダウンを防止。
販促機能や注文管理、CRM・分析など、1,000以上の機能が搭載されており、ECの売上アップと業務効率削減を両立できます。
料金 | 初期費用:要問い合わせ |
月額費用:要問い合わせ | |
機能面 |
注文管理
出荷管理販促機能 CRM・分析カスタマーサポートなど |
デザイン・カスタマイズ性 | 高 |
お試し期間の有無 | – |
コマース21
コマース21は、 大規模なECサイト構築向けのECパッケージ です。初期開発から運用保守まで一貫したサポートが受けられ、将来を見据えたシステムの開発が可能。
自社製品を活用することで拡張性の高いシステム基盤を実現しており、 売上高数百億円以上のECサイトや、特殊性の高いECサイトにも対応 しています。
Yahoo!ショッピングやAmazonなど 複数のECモールとの自動連携により、発注処理や在庫管理を一括でおこなえます。
料金 | 初期費用:要問い合わせ |
月額費用:要問い合わせ | |
デザイン・カスタマイズ性 | 高 |
お試し期間の有無 | – |
eltex DC
eltex DCは、 年商規模20?200億円の大手・中堅事業者向けEC統合パッケージシステム です。通販システムとECサイトを統合可能で、受注から出荷・決済までの管理業務、プロモーション施策など、必要な機能をすべてカバー。
定期購入カートを標準装備 しており、割引率の設定やトライアル商品購入者のみの抽出なども簡単にできます。
E Cサイト以外の電話やDMなどの顧客情報もリアルタイムで一元管理 でき、集客や分析に活かせます。
料金 | 初期費用:要問い合わせ |
月額費用:要問い合わせ | |
機能 |
ECフロント
コンタクトセンター 通販分析決済/配送管理プロモーション |
デザイン・カスタマイズ性 | 高 |
お試し期間の有無 | – |
ビジネスモデル別にECパッケージを比較
ここからは、BtoC・BtoB・D2C・サブスクなど、ビジネスモデル別にECパッケージを紹介します。
BtoC向け(一般消費者向けEC)
まずは、一般消費者向けの販売をおこなう「BtoC」向けのECパッケージを紹介します。
メルカート

メルカートは、 国内大手ECプラットフォーム「ecbeing」をベースにした、クラウド型ECサイトプラットフォーム です。
AI活用によるレコメンド機能やチャットボットを搭載 しているのが特徴で、特定の顧客のみアクセスできる 限定ページなどの作成も可能 。
事業の成長にあわせて、 低コスト・短時間でecbeingに移行できる ため、将来的に大規模なECサイトを目指す企業にも向いています。
サイト規模や機能に応じて4つのプランが用意されています。(移行プラン除く)
料金 | 初期費用:190,000円? |
月額費用立ち上げプラン:49,000円~
定期プラン:59,000円 おすすめプラン:99,000円~ DXプラン:199,000円~ 移行プラン:要問い合わせ |
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機能 |
AIレコメンド
AIチャットボット 検索サジェスト カテゴリ機能 イベント機能など |
デザイン・カスタマイズ性 | 高 |
お試し期間の有無 | – |
EC-Orange
EC-Orangeは、 ソースコード公開型のECサイト構築パッケージ です。フロントデザインや機能を自由にカスタマイズできるため、ブランドイメージに沿ったECサイトの構築が可能。
また、 複数の企業が出店・販売できる「モール型ECサイト」やクローズドな「会員ECサイト」などの構築も可能 です。
サーバーレス環境に対応 していることから、アクセス急増時でもサイトがつながりやすく、さらにサーバー管理における業務負担軽減にもつながります。
料金 | 初期費用:要問い合わせ |
月額費用:要問い合わせ | |
機能 |
商品機能
会員機能 購入機能 コンテンツ機能など |
デザイン・カスタマイズ性 | 高 |
お試し期間の有無 | – |
BtoB向け(企業間取引・卸販売)
次に、企業間の取引「BtoB」向けにおすすめのECパッケージを紹介します。
ecbeing
ecbeingは、業界実績・シェアNo.1のECサイト構築プラットフォームです。 「新規顧客開拓(オープン型)」と「業務効率化(クローズ型)」「BtoBtoB / BtoBto」の3つのタイプから、自社の課題に合わせて構築できます。
法人間取引に特化した機能には、得意先別商品・単価表示や品番発注機能、見積発行機能などを搭載。
マーケティングプラットフォーム「SechstantCDP」との連携 により、法人間取引におけるさまざまな接点の情報を収集・分析できます。
基幹システムともスムーズに連携できるため、業務の効率化や顧客情報・商品データの統一化が図れます。
料金 | 初期費用:要問い合わせ |
月額費用:要問い合わせ | |
機能 |
最短2クリック購入
リッチサジェスト定期・ギフトソーシャル ログインなど |
デザイン・カスタマイズ性 | 高 |
お試し期間の有無 | – |
SI Web Shopping
SI Web Shoppingは、 中規模?大規模のECサイトの構築に向いているECパッケージ です。大規模ECサイトにも対応しており、1つのサイトに1つのライセンスというシンプルな体系を採用しています。
そのため、 サーバーが増えてもライセンス費用は変わらず、利益を圧迫しない 仕組み。
SI Web Shoppingの「BtoB ECサイト構築パッケージ」では、BtoCサイトのような商品ページ作成が可能で、取引先が快適に使えるサイトを構築できます。
さらに、外部連携インターフェースを標準実装しているため、
です。
料金 | 初期費用:要問い合わせ |
月額費用:要問い合わせ | |
機能 |
商品検索
レコメンド機能 レビュー機能 一括購入アンケートなど |
デザイン・カスタマイズ性 | 高 |
お試し期間の有無 | – |
D2C向け(ブランド直販)
次に、ブランド直販「D2C」向けのおすすめECパッケージを紹介します。
Shopifyq
Shopifyは、カナダで生まれた 定額制のECサイト構築プラットフォーム です。BASEやSTORES、makeshopと同じように、低料金でECサイトを構築できます。
D2Cに最適なブランド体験を重視した デザイン性の高いECサイトの構築が可能 で、ブランドの世界観やストーリー性を表現できるのが魅力。
また、 越境ECにも強く、多言語・多通貨にも対応 しています。3日間の無料体験が用意されており、終了後も月額150円で3ヶ月利用できます。
料金 | 初期費用:- |
月額費用(年払いの場合)Basic:3,650円Shopify:10,100円
Advanced:44,000円 Plus:$2,300? |
|
機能 |
オンラインストアエディタ
Shopifyチェックアウト Shopify POS Shopifyレポートなど |
デザイン・カスタマイズ性 | 高 |
お試し期間の有無 | 3日間無料体験 |
ecforce
ecforceは、販売チャネルの構築からデータ取得・分析・活用まで、 幅広い業務を統合・運用できる「統合コマースプラットフォーム」 です。
SaaS型ECサイト構築サービス「ecforce commerce solution」では、 オンラインと実店舗の両方に対応できるサイト構築が可能 。
アパレルや雑貨などの物販以外にも、飲食店や美容サロン、ジムなどの業種に必要な 来店予約・決済機能を搭載 しています。
平均3名のサポートチームを組み、トラブルシューティングや利用に関する悩みをサポートしてくれます。
料金 | 初期費用:要問い合わせ |
月額費用:要問い合わせ | |
機能 |
ノーコードサイト構築
売上分析販促機能広告管理・分析など |
デザイン・カスタマイズ性 | 高 |
お試し期間の有無 | – |
サブスク・単品通販向け
次に、定期購入や単品リピート通販に特化した、 「サブスク・単品通販向け」のECパッケージ を紹介します。
GMOクラウドEC パッケージECプラン
GMOクラウドの「パッケージECプラン」は、 さまざまなサブスクに対応するパッケージEC です。たとえば、「解約するまで自動更新」や「配送と課金のタイミングが異なるサブスク」など、事業形態に応じたパターンを選択可能です。
フルスクラッチのような柔軟性を備えたGMOクラウドEC内のサービスのため、 カスタマイズ性が高い 点も魅力。
サブスク事業にありがちな、サービス利用開始のハードルや解約率の高さなどの課題へのサポートも受けられます。
料金 | 初期費用:要問い合わせ |
月額費用:要問い合わせ | |
機能 |
商品管理
会員管理 プロモーション ステップメール メルマガ配信など |
デザイン・カスタマイズ性 | 高 |
お試し期間の有無 | – |
楽楽リピート
楽楽リピートは、
定期通販と単品通販に特化したECサイト構築システム
です。
D2Cに必要な機能が標準搭載
されており、アップセルやクロスセル、パーソナライズ診断などの機能を活用することで、LTV(顧客生涯価値)の向上やリピート率アップを目指しやすい設計。
さらに、 受注・顧客管理、ステップメールの自動配信、データ分析などの機能がオールインワンでそろっている ため、外部ツールを追加しなくても効率的にECサイトを運営できます。
なお、 個別カスタマイズには対応していない ため、カスタマイズを希望する場合はほかのECパッケージを利用しましょう。
料金 | 初期費用 |
月額費用 | |
機能 |
LP一体型フォーム
アップセル/クロスセル パーソナライズ LINE連携 メールマガジンなど |
デザイン・カスタマイズ性 | 低 |
お試し期間の有無 | – |
ECパッケージを選ぶ際のポイント5選

カスタマイズの幅が広く機能も充実しているECパッケージは、ある程度の規模を見込めるサイトの構築手法として人気です。
需要の多さに比例し、サービスを提供している企業も数多くあります。
そのため、最初はどのECパッケージを採用すればよいか迷う方も多いでしょう。
無償か有償か?まずは費用を比較
新たに事業を立ち上げる、もしくは大幅にリニューアルをする際、当然各段階で相応のコストがかかります。できることなら、抑えられる費用は抑えたいところですよね。ECパッケージでサイトを構築する際、なるべく安価にする方法はないのでしょうか?
実はECパッケージは、大きく無償のものと有償のものに分けられます。
オープンソースと呼ばれるものは無償でダウンロードが可能
で、
有償のものは販売会社から買い取る形
になります。
後者の予算感はまちまちではありますが、最低でもおおよそ500万円程度はかかると見込んでおいてよいでしょう。
そう、有償のECパッケージはある程度高額なのです。「だったら無料のほうがいい!」と思われるかもしれません。たしかにオープンソースを選んだほうが、コストは格段に抑えられます。
ただし、社内にサイト構築に詳しい技術を持った人材がいない場合、あまりおすすめはしません。
なぜならオープンソースの場合、ダウンロード後のカスタマイズや、万が一不備が生じた場合の対応などをすべて社内で賄わなくてはならないためです。
その点有償のECパッケージであれば、カスタマイズやサポートを販売会社に任せられるケースが多いです。
自社のやりたいことが叶えられる機能は実装されているか?
これから運営していくネットショップをどんなものにしたいのか、きちんとイメージを持っておくことも重要です。
実店舗を持っているので、そちらとリアルタイムで在庫情報を共有したい。ECサイトとオウンドメディアを並行して運営したい。決済方法は多様なほうがいい、などなど。
ユーザー目線になって、どんな機能があればよりサイトが使いやすいものになるかをよくシミュレーションすることをおすすめします。
そうしているうちに、自分のサイトに
“欲しい機能”
が見えてくるはずです。
それをきちんと網羅できるかどうかが、ECパッケージ選定のポイントのひとつ
となります。
さらにいえば、サイトの表側だけでなく裏側、管理画面の使いやすさなども事前に確かめておきましょう。
実際にそのパッケージシステムを利用している他社のサイトを見てみたり、デモンストレーションをおこなうことが有効です。
システム会社の対応力、管理方法を確認しておく
当たり前のことですが、ECサイトは作って終わり、ではありません。
オープンさせた後に運用していく中で、
社内でどの程度トラブルやメンテナンス事項に対応ができるのか
、もしそれがまかなえない場合は、
システム会社から十分なサポートを受けられるかどうか
はぜひ重要視すべきです。
EC構築後も運営面でしっかりとしたサポートを受けたい場合は、
ECサイト構築サービスmakeshop(メイクショップ)
をご利用ください。
パッケージではなくASPという種類にはなりますが、安心のセキュリティ・サポートと豊富な機能を搭載しています。
さらに、ECパッケージのようにカスタマイズしたい方・大規模サイトを作りたい方向けの「makeshopエンタープライズ」というプランもございます。15日間の無料体験からはじめられるので費用や準備も要りません。
事業規模・成長フェーズに合っているか
ECパッケージ選びでは、 自社の事業規模や成長段階に合った機能を備えているか も重要なポイントです。
個人やスタートアップなど 小規模事業者の場合は、月額コストを抑えて手軽に構築できるECパッケージを選びましょう。
テンプレートが豊富に用意されており、直感的にデザインできるものであれば、難しいプログラミングの知識もいりません。
さらに、SNS連携やマーケティング機能が充実していると、集客につなげやすくなります。
売上の拡大やブランドの成長を目指す中小企業であれば、マーケティング機能や業務を効率化できる機能が充実したECパッケージがよいでしょう。
広告運用やSEO対策、顧客管理(CRM)などのマーケティング機能が搭載されていれば、集客はもちろんリピート購入にも活用できます。
また、受注管理を効率化するためにも、互換性のあるシステムやPOSレジ、複数倉庫への対応ができるかもチェックしておきたいポイントです。
大規模なECサイトを運営する企業の場合、ビジネスの複雑さとスケールに対応できる柔軟性をそなえたECパッケージがよいでしょう。
求められる機能も増えてくるため、フルカスタマイズのようにシステムを自由に設計できるものがおすすめ。
また、100万点以上の商品登録や、大量の注文処理に対応できる安定性・処理能力も欠かせません。
ERPやWMS、POSなどの業務システムとスムーズに連携できれば、ECサイトの運営を含む業務全体の効率化につながります。
操作性・使いやすさ
どれだけ高機能なECパッケージでも、操作が難しければ運営しづらく、担当者に負担がかかりやすくなります。
とくに、はじめてECサイトを構築する場合や、担当者がEC運営に詳しくない場合は、複雑で使いづらいECパッケージは避けましょう。
直感的に操作できるものであれば初心者でも使いやすく、コア業務に集中しやすくなります。
また、在庫管理や受注処理など、日常的に使う管理画面がシンプルであれば余計な時間を費やす必要がなく、操作ミスも防止できます。
そもそもECパッケージとは?

ECサイトを作るためには土台となるプラットフォームが必要です。プラットフォームにはいくつか種類があり、その中のひとつにECパッケージという選択肢があります。
ECパッケージとは、ECサイトの構築・運営に必要となるさまざまな機能を備えたショッピングカートシステムです。
まず、ECサイトの基本機能として 商品や在庫の管理 。
さらに、ページの見た目やユーザーの導線を整えるための 編集機能や外部システムとの連携 など、 サイトを作っていく上で求められる機能がひとつのパッケージとしてセットされたもの 、とイメージするとよいかもしれません。
実際にネットショップを立ち上げる際は、このパッケージされた機能を基礎とし、必要に応じてカスタマイズを加えていくことで構築していきます。
ECパッケージのメリット
ここまでお読みいただいて、なんとなくECパッケージがどのようなものであるかはおわかりいただいたかと思います。
ですがまだ、「実際に自分の作りたいサイトにECパッケージが適しているかどうか?」の判断はしにくいかもしれません。
そこでここからは、 ECパッケージのメリットとデメリット をご紹介していきます。まずはメリットから。
ECサイトの運営に必要な基本機能を網羅している
ECパッケージには、ネットショップを立ち上げて運営していくために必要な一通りの機能が備わっています。 多くのサービスで、その充実度は申し分ありません。
基本の商品・在庫の管理はもちろん、顧客管理や注文管理、メールの配信、アクセス履歴や売上の分析機能まで幅広く設定が可能です。
カスタマイズの自由度が高い
無料のASPカートサービスなどに比べ、多くのECパッケージでは幅広くカスタマイズの選択肢が用意されています。
なぜなら、もともとECパッケージ自体がカスタマイズされることを前提に作られているため。利用者は自社のユーザーニーズにあわせ、必要な機能をサイトに加えていくことができます。
セキュリティ面の安心感
ECサイトでは顧客の大切な情報も多く扱うことになるので、セキュリティ面はとくに気を付けたいところ。その点、ECパッケージには高い安心感があります。
といいますのも、ECパッケージの制作会社は、その開発内容を明らかにしていません。そのためシステム内部の仕組みは制作会社の開発担当者にしかわからず、 外部からのウイルスなどによる攻撃に強い のです。
ただし、 セキュリティ面で安心できるのは有償のパッケージ の話。
先ほどご紹介したオープンソースの場合は誰でも解析可能なため、悪意を持ったユーザーが脆弱性をついてサイバー攻撃をする可能性もあります。
ECパッケージのデメリット
続いて、 ECパッケージのデメリット もご紹介します。メリットとともに、ぜひご参考にしてみてください。
導入のコストが高い
すでにお伝えしておりますが、有償のECパッケージは決して安価ではありません。充実した機能がセットになっているサービスですので、そのぶん 導入に際してのコストは高くなります 。
そのため、ある程度の売上を見込める中?大規模なサイト、かつ初期の資金力に余裕のある企業でなければ導入は難しい可能性があります。
システムの最新性を保てない
もうひとつ、ECパッケージの弱点としてよく挙げられるのが、 時間が経つとシステムが古くなってしまう という点です。
ECサイトのシステムに限らず、ネット関連のツールの変化には目まぐるしいものがあります。スマートフォンの新モデルが発表される頻度を考えてみて頂ければ、おわかりになるでしょう。
最新のシステムを導入しても、翌年にはさらに新しいものが開発されています。
常に変化するトレンドやニーズに応えられるサイトであるためには、 システムは定期的にメンテナンスし、アップグレードをする必要があります。
当然その分コストはかかりますし、パッケージシステムの提供元企業とは密な連携が欠かせません。